
「こっちのサイトでは●万円ってなっていたのにこのサイトでは▲万円ってなっているけど、どっちが正しいのかな?」
ペットを購入する上で気になるのは価格だと思いますが、紹介するサイトによって異なるのは良くあることです。
ヨウムはどこに行ったら購入出来、販売価格はどれくらいなのでしょうか。
また、購入の際に何か注意することはあるのでしょうか。
ヨウムの販売価格の相場や販売店、購入の際の注意点を見ていきます。
目次
ヨウムの販売価格の相場は?
ヨウムの販売価格は、10万円から35万円くらいです。
成鳥も雛も値段の違いはさほどないようです。
どのペットもそうですが、赤ちゃんのときから育てた方が良くなれる傾向があり、より幼いうちの購入を望む方もいるでしょう。
しかし、雛の飼育は温度管理などを成鳥以上に気を付けてあげる必要があり、初心者には難しいため、経験がないのであれば止めておきましょう。
なお、ヨウムの販売価格は今後高騰する可能性が高いです。
というのも、野生のヨウムは数が減っており、野生のヨウムを輸入・販売することは禁じられています。
そのため、現在販売されているヨウムは国内で繁殖された個体になりますが、販売するためには国に登録し、それを示す登録証が必要になります。
なお、登録証のないヨウムを販売した場合、販売した業者も購入者も処罰されてしまいます。
必ず登録証の有無を確認しましょう。
なお、登録証があれば、ヨウムが何らかの事情で逃げてしまい保護されたときに、自分の飼育しているヨウムであることを証明出来ます。
さらに、登録証がないと飼い主にもしものことがあって手離さないとならないときに、家族や友人などの一般家庭に譲り渡すことが出来なくなってしまいます。
万が一に備え、ヨウムを購入したときにもらえる登録証や購入時のレシートは、きちんと保管しておきましょう。
ヨウムを購入できる販売店は?
「ヨウムを購入・飼育したい!」と思って向かうのは以下のようなところだと思います。
・ペットショップ
・鳥類専門ショップ
・ヨウムなどのブリーダー
上記以外だと、不定期開催になりますが「生体の展示即売会」などでも購入出来る可能性があります。
ペットショップ
店舗数も多いため、気軽に訪れることが出来ます。
しかし、メインは一般的に人気が高い犬や猫なので、ヨウムの取り扱いがないことも。
全国チェーンの大手ペットショップであれば、訪ねた店舗にヨウムがいなくても、他店舗にヨウムがいれば取り寄せてくれることもあります。
店員に相談してみましょう。
鳥類専門ショップ
オウムやインコなどの鳥類を専門にしているだけあり、鳥好きで知識が豊富な店員が多いです。
ヨウムを飼育するために必要な用品も取り揃えられてあるので、飼育の準備がしやすいでしょう。
ショップの規模にもよりますが、たくさん入荷している訳ではないので、場合によっては入荷待ちになる可能性もあります。
ヨウムなどのブリーダー
HPなどで情報を公開しているブリーダーも多いため、調べてみると良いでしょう。
ブリーダーの一番の利点は、ショップなどとは違い、両親や兄弟などを見れる機会も高いことです。
両親や兄弟の性格や病気や障害の有無などを聞いておくと良いでしょう。
自宅の一角で繁殖・販売をしているブリーダーもいるため、ショップと違って来客用の駐車場が少なかったり全くないことがあります。
事前にHPで駐車場の有無などを確認しておくと良いですし、気になることは質問してみましょう。
ブリーダーの中には他に仕事がある人もいるため、前もって行く日を伝えておくと行き違いがなくて良いです。
その他、「購入」ではないですが、インターネットの里親募集や保護施設にいるヨウムを迎え入れるという選択肢もあります。
ただし、このようなヨウムは様々な事情で飼い主と離別した経緯を持っているため、人間に心を開きにくく心に傷を負っている可能性が高いです。
通常のお世話に加え、心のケアも考えてあげないといけないので考慮して下さい。
そして、譲渡に必要な登録証の有無を確認しましょう。
ヨウムを購入する際の注意点は?
「ヨウムは体の大きさの割りには鳴き声が小さいから飼いやすい」とペットショップなどの店員に言われ、購入を考えたことがある方もいるのではないでしょうか?
しかし、それはコンゴウインコなどの大型のインコと比べて小さいだけで、セキセイインコなどの小型のインコと比べたらやはり大きいです。
朝夕に仲間に対して自分の安否を知らせるために鳴き出す習性や飼い主を呼ぶために「呼び鳴き」をしたりするため、中にはノイローゼになる人がいるくらいです。
ちなみに、ヨウムの鳴き声を数値化すると、何と80dB(デシベル)!
夜間でうるさいなと感じるのが、40dBくらいだと言われています。
ヨウムの鳴き声はそれの2倍あり、騒音対策を講じないといけないのがよく分かると思います。
また、相場よりも異様に値段の安いヨウムが売られている場合がありますが、そのようなヨウムは病気や障害を抱えていたりなど、いわゆる「訳あり」の可能性があります。
そのヨウムを気に入って「是非とも我が家に!」というのでしたらそれでも構いませんが、病気や障害に応じたケアが生涯に渡り必要になります。
健康に問題がないヨウムと比べると、病院も行く機会がとても多くなることは間違いないです。
さらに、人間とは違い、ペットは保険に入らない限り医療費は全額自己負担です。
しかも、ヨウムの平均寿命は50年もあります。
こんなにも長期に渡り病気や障害、金銭面のケアを行える自信や覚悟があるのでしょうか。
実際に飼育を始めてから「こんなつもりじゃなかった」と思っても遅いですし、安いからといって衝動的に購入するのはオススメ出来ません。
まとめ
ヨウムの販売価格の相場や購入出来る販売店、購入の際の注意点を見てきました。
ヨウムは高額な生き物ですし、登録書がないと購入が出来ないため、販売する業者が信用出来るかきちんと見極める必要があります。
また、比較的小さいとされている鳴き声も、場合によっては騒音トラブルの原因になってしまうこともあり、しっかりとした対策と家族など周囲の人の賛同を事前に得ておく必要があります。
大変ではありますが、ヨウムと飼い主、両方が不幸にならないための努力はし続けましょう。
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