
チンチラに最も適したケージはどんなケージが良いのでしょうか。
特に初めてチンチラを飼うという方は一番迷ってしまう問題なのではないかと思います。
そこで今回はチンチラを飼育する上で最も適したケージをいくつかご紹介します。
以前もケージについては記述したことがあるのでえすが、今回は様々なケージの特徴も踏まえて詳しく紹介していこうと思います。
ぜひケージ選びの参考にしていただければと思います。
なお、チンチラの飼い方に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
ケージ選びの基本は高さがあるものを選ぶ
チンチラは一言でいえばネズミの仲間ではあるのですが、とてもジャンプ力のある動物でもあるのです。
1メートル近くも跳び上がることもありますので、ケージの高さが低いと頭をぶつけたり、ストレスになってしまいます。
具体的には最低でも1メートル以上の高さがあるものが望ましいです。大きいものですと、高さ150㎝以上あるものもあります。
これくらい高さがあればひとまず問題はありませんね。
幅が広いものがおススメ
結局のところ、高さが高くても幅が狭いと広々と移動ができません。
チンチラを飼う場合は100%ケージ飼いをすることは無いかと思います。
時々外に出して走らせてあげる必要もありますが、ケージ内で生活する時間が長い事には変わりはありません。
できれば高さだけでなく、幅や奥行きも広いものを選んであげると一層良いですね。
幅は最低でも60㎝以上あるものが必須条件になるでしょう。
もっと言えば、幅100㎝以上のものがあればなお良いでしょうね。
しかしそれくらい大きなケージだと、置き場所に困ってしまう事もあるかもしれません。
置き場所と相談して、可能な限り広く大きなケージを用意してあげたいところです。
ケージの網のピッチについて
ケージの網目の広さについてですが、あまりに広いと脱走されてしまう危険があります。
大人のチンチラは結構な大きさですので、そうそう脱走はできないかと思います。
しかし子供のチンチラであれば、場合によっては思いがけないような場所から脱走してた、というケースがあるうようです。
広いケージを用意しようと、犬猫用のケージを使う場合、ピッチがかなり広めになっていることがほとんどです。
ちょっとでも抜け出せそうな隙間だと、顔を突っ込んで挟まってしまってパニックになってしまう、という事故も結構あるようです。
脱走できないくらいのピッチかどうか、事前にチェックしてから購入を決めてください。
メンテナンスがしやすいケージを選ぶ
チンチラのケージはどうしても大きなものになってしまいます。
大きなケージですと、掃除や日々のメンテナンスがなかなか大変なものがあります。
ケージを移動させる場合など、大きいケージだとそれだけで一苦労です。
ケージはなるべくメンテナンスのし易いものを選ぶことを強くおススメします。
ケージによっては、底にキャスターが付いているものがあります。
こういったケージは特におススメで、後々のお世話にとても便利になります。
また、ケージの底が引き出しトレー式になっているものがあります。
これは毎日の、もしくは定期的な糞尿のお世話にとても便利ですね。
特に頻繁にケージを掃除できないという場合には、せめて底の汚れた部分だけを引き出して、その部分だけをとりあえず洗うという事もできますね。
チンチラが気に入ったものだけを設置する
ケージ内のレイアウトをどうしようか、結構悩みどころだと思いませんか?
小動物を飼う場合の楽しみの一つに、ケージレイアウトがあります。
どうすればチンチラが喜んでくれるか、などを事細かに考えながらレイアウトを組むのは結構楽しいものがあります。
しかし楽しいばかりでなく、注意しながらレイアウトしなければいけない事もあります。
まずはケージの中に入れるものについてです。チンチラが本当に必要なものなのかを良く考えてから設置しましょう。
また一般的に必要とされているものでも、飼っているチンチラにとっては不要である場合もあるのです。
具体的に言うと、回し車がありますよね。
回し車って結構たくさんの種類のものが出回っていますが、すべて安全なものだとは言えません。
足を引っかけて骨折してた、なんてこともあるからです。
またチンチラが良く遊んでいる、お気に入りのおもちゃがあれば、積極的に入れてあげましょう。
チンチラがケージの中で遊ぶことを覚えると、自分でケージに戻ることも同時に覚えてくれます。
逆にケージの中がつまらなく、外におもちゃを置いていたり、外で餌やおやつを与えている状況だと、なかなかケージに戻ってくれなくなる事もあるのです。
砂場は必要不可欠
チンチラは砂浴びをして美しい毛を保つので、砂浴びができる砂場は必ず設置してあげましょう。
チンチラの砂浴びに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ステップを設置する
チンチラは山岳地帯の岩場を足場にして、上へ下へと移動する動物です。
上下運動を好むので、ジャンプして移動できるように、足場になるステップを設置してあげると良いでしょう。
設置する際のポイントは、ジャンプして届くくらいの幅を設けて設置すると飛び跳ねて移動できるので運動にも良いですね。
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それでは、チンチラにとてもおすすめなケージをいくつかご紹介します。
イージーホーム 80ハイ
人気のイージーホームシリーズのケージですね。
メンテナンスのし易さを追求した、とても多機能なケージになります。
使用している人もかなり多く、初心者の方にもとくにおススメしたいケージの一つですね。
ケージ底の引き出しトレーも付いていますので、掃除がし易いです。
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イージーホーム ハイメッシュ
幅は60㎝なので、先ほどの80ハイほどの大きさはありませんが、キャスター付きですので移動も簡単なところが嬉しいですね。
トレーももちろん実装していますので、お手入れも簡単です。これくらいの幅であれば、お部屋にも置きやすいのではないでしょうか。
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4階建て大型ケージ
正式な名前が良く分からないケージですが、かなり大きいケージで見た目もなかなかスタイリッシュでかっこいいですね。
ケージの特徴としては、キャスター付きなので、移動もしやすいですね。
またケージ内にはスロープが付いてます。これはなかなか嬉しいのではないでしょうか。
もちろん使わないようでしたら取り外しもOKですね。またケージの下には餌などの用品を収納できるスペースがあります。
機能性にも優れたケージだと思います。
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大きなフロアの4階建てフェレットケージ
幅が90㎝近くもある、特大ケージです。上下運動はもちろん、床を走り回れるくらいのゆったりしたスペースを確保できる特大ケージです。
名前はフェレットケージですが、チンチラにもぴったりですよ。
扉が大きく開くので、掃除もしすいのがポイントですね。またこれだけの大きさがありながら、キャスター付きなのも嬉しいところですね。
もちろんフロアやスロープは取り外しOKです。
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まとめ
チンチラのケージは、とにかく高さがあるケージを選ぶことがポイントです。幅も広いものがベストですが、あまりに広く、大きなケージだと置き場所にも困るかと思いますので、設置場所と相談して決めましょう。
ケージのピッチ(網目の広さ)にも注意してください。
広いケージが良いからと、犬猫用のケージだとピッチが広すぎて、頭を突っ込み抜けなくなったり挟まったりといった事故が起きる危険性があります。
レイアウトに関しては、チンチラにとって必要なものを入れるようにしてください。
使わないものや、不要だと判断したら、スペース確保のためにもいらないものは設置し過ぎないようにしてください。
また足場となるステップは設置してあげましょう。野生のチンチラの動きと同じような運動をケージ内で再現できるため、おススメです。
チンチラが長い時間過ごすことなる言えですので、しっかり作ってあげたいですね。