ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターを飼っている人が持つお悩みに、「ジャンガリアンハムスターが手を噛んできて困っている」というような相談事が結構多いようですね。

齧歯目の動物は物を齧る習性がありますから、ある意味これは仕方がない事だと思います。

しかし「ただ習性だから」ということだけで片付けられるものではないようです。

今回はジャンガリアンハムスターが噛む理由や対策方法、またしつけは可能なのかという事について詳しく調べてまとめてみました。

 

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本能で噛む

ハムスター全般に言える事ですが、そもそも齧歯目はものを噛む本能があります。

歯前は一生伸び続けますので、何かしら齧り続ける事で長さを調節しなければいけないのです。

 

物を確認、判別するために噛む

ジャンガリアンハムスターは夜行性で、目があまり発達しておらず、目があまり良いとは言えません。

ですので物の判別は嗅覚に頼っているところがあります。

また食べ物か何かを判断するときなど、匂いを嗅いでとりあえず齧ってみる事も多いのです。

とにかく気になったら噛んで確かめようとしますから、これも習性といえばそうなるのかもしれませんね。

俗に言う「甘噛み」と呼ばれる弱めに噛むのはこの噛み方を指すことが多いです。

 

嫌がっている時に噛む

ジャンガリアンハムスターなど小さな動物は基本的に臆病です。

人間に触られること自体、本当は好きではありませんので、触ると嫌がると認識しておくべきです。

あまりしつこく触ると、攻撃して噛んでくる事があります。

特に何の前触れもなく、突然掴んだりすればびっくりして噛みつくこともありますので、注意しましょう。

ハムスターの歯は小さくて可愛らしいものですが、鋭さは結構なものがあります。

人間の指程度でしたらカミソリで切ったくらいにケガをさせられることがあるくらい鋭いものなのです。

 

ストレスが溜まっていると噛む

飼育環境に大きく起因するのがストレスです。

騒音などで落ち着けないような環境で飼育していると、ストレスが溜まってしまいます。

またケージが不衛生になることでもストレスは溜まりやすくなります。

ハムスターはトイレもちゃんと覚えますし、きれい好きな動物です。

ケージや飼育環境は常に清潔に保っておくようにマメに掃除してあげましょう。

ケージを噛む場合も、ケージが狭すぎてストレスが溜まっていたり、外に出たいと要求している事が多いです。

そのまま放っておくのはあまり好ましくありません。

ケージなどの金属を噛むのを放置すれば、不正咬合という歯がかみ合わなくなる病気になってしまう可能性も高くなってしまいます。

どうにかして止めさせる工夫をする必要があります。

齧り防止のおススメ商品に「ビターアップル」というものがあります。

齧るヶ所に塗っておくと、苦みからそこを噛まなくなるというものです。

 

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また齧り木グッズを入れてあげる事でもケージを噛むのを止めさせられる場合がありますので、ぜひ試してみてください。

 

餌と間違って噛む

手から餌を与える時に、餌と間違って噛むことがあります。

基本的にハムスターは人間を怖がっていますので、餌は欲しいけど人間の手が怖い!という場合には「ひったくる」ように餌を取ることがあります。

この時手を噛まれてしまう飼い主が結構いるようなのです。

まだあまり馴れていないハムスターに多いですので、環境にある程度慣れ、落ち着いてきてから手渡しで餌をあげるようにしましょう。

 

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動物性たんぱく質の不足

あまり多くはないかもわかりませんが、動物タンパク質の補給の目的で人間の手を噛むことがある、とも言われています。

ハムスターは昆虫も食していますので、食虫の本能は飼っているハムスターであっても健在です。

飼育下のハムスターでも、時々ミルワームやゆでた卵の白身、肉などを食べさせて動物性タンパクも効率よく補給させる必要があります。

この動物性タンパクが不足すると、人間の手を齧って食べようとしている、というものなのです。

ちょっと怖いですし、ショックですよね・・。

 

繁殖期のメスは噛む

繁殖期のメスは子供を敵から守るために、凶暴になる傾向があります。

出産を控えていたり、子育て中のメスは気が荒くなっていますので、あまり構わずにそっとしておいてあげるのが望ましいのです。

 

ジャンガリアンハムスターは猪突猛進!?

ハムスターの中でも、ジャンガリアンハムスターなどの小型のドワーフハムスターは、あまり頭が良くありません。

ですので人間がいかに怖い存在かを分かっていないものなのです。

ゴールデンハムスターなどは人間の怖さや、攻撃しても勝てないという事を分かっていると言われています。

一方ジャンガリアンハムスターの場合は、勝てる勝てない関係なしにとにかく攻撃したり噛んでくる性格をしていると思ってください。

これゆえにジャンガリアンハムスターは初心者には実は扱いが難しく、上級者向けのハムスターであると言われていることもあるのです。

 

しつけはできる?

残念ながら、ジャンガリアンハムスターに噛まないようにしつける事は不可能のようです。

そこまで頭が良くありませんので、噛むと嫌・・という方向に持っていく事で噛まなくさせる方法なら効果がありそうです。

また仮に叱ったとしても、攻撃された!と見なされ、敵として判断されかねませんので、叱ること自体ジャンガリアンハムスターには無意味なことだと割り切りましょう。

 

噛まれないために

噛まれないようにするためには、ハムスターに敵として認識されないように日頃から注意する必要があります。

接するときは驚かせないように常にゆったりとした動きで接するようにしてください。

また餌を与える時にも、声を掛けたり名前を呼んだりして、やや安心させてから与えるなどすれば、人間は危険ではないと認識してくれるようにはなるようです。

またハムスターから信頼させるのにもかなりの時間を要します。

すぐに慣れてくれるわけではなく、少しずつ時間をかけて慣らしていくイメージですので、急ぎ過ぎないように注意しましょう。

 

まとめ

ジャンガリアンハムスターが噛む理由はたくさんあります。

噛まれないようにするには、敵として認識されないように、接する際にはゆったりと気を遣いながら接するように心がけてください。

またジャンガリアンハムスターをしつける事は不可能だと割り切っておくと良いでしょう。

噛んでほしくない場合や噛まれて困るような場所には、ビターアップルんどに代表される、噛み癖防止グッズを使用するなどして対策を立てると良いでしょう。

 

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ジャンガリアンハムスターの性格や飼い方に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。