ジャンガリアンハムスターは近年でもとても人気のある小動物で、どのペットショップに行っても間違いなく販売されていますよね。
見た目の可愛さから、つい衝動買いをしてしまった!という経験をした方もいる事でしょう。
そんなジャンガリアンハムスターですが、正しい飼い方をご存知でしょうか。
ジャンガリアンハムスターは小さくて一見飼いやすそうに見えても、飼い方のポイントをしっかりと抑えておかないと、長く飼う事ができないと言われています。
そこで今回は、ジャンガリアンハムスターの飼い方について詳しく調べてまとめてみました。
目次
ジャンガリアンハムスターのケージ、水槽
ジャンガリアンハムスターを飼うには、そこそこ広めのケージか水槽が必要になります。
ジャンガリアンハムスターは小さいのですが、運動量は極めて多く、一日になんと20㎞も移動する動物なのです。
飼う場合には幅45㎝か60㎝くらいのケージか水槽があれば良いですね。
ちなみにハムスターには高さは必要ありません。
脱走できないくらいの高さがあれば、床面積だけ広ければ問題ないのです。
また水槽ではなく、ガラスケージを使うという手もあり、実はこちらの方がおススメです。
ハムスターのお世話は上から行うのではなく、ガラスケージのように正面から扉が開く方が、ハムスターにはストレスになりにくいからです。
上からだとやはり掴まれる、という恐怖感を与えてしまうと言います。
金網ケージ、水槽のメリットとデメリット
金網ケージと、水槽(ガラスケージ)にはそれぞれのメリット、デメリットがあります。
金網ケージは風通しが良く、夏には蒸し暑くなりにくいので良いです。
しかし逆に冬には保温性に優れているとは言えず、保温する場合に苦労する事になります。
また金網をガジガジと齧ってしまうハムスターもいますので、ケガをしたり、不正咬合という歯の病気にかかってしまう可能性もあるので注意が必要です。
一方水槽ですが、四方を密閉されているので、金網ケージと比較すれば保温性に優れています。
また観察しやすいのも嬉しいポイントですし、ハムスターの糞尿などの嫌な動物臭も少ないので嬉しいですね。
しかし夏は風通しが悪く、工夫しなければ蒸し暑くなってしまいます。
また、ハムスターの飼育用品は金網ケージに使用するタイプのものが多いですので、気に入ったものがあったとしても設置するのに一苦労するか、設置不可能な事が多々あります。
おススメのケージは?
金網ケージと水槽(ガラスケージ)の良いとこどりをしたような商品は無いものなのか。
それが丁度良いものがあるんです。それがこちら!
ケースバイケースという商品です。
何がいいのかというと、前面がスライド式の扉になっていて、正面からお世話ができます。
また扉には鍵が付いていますので、脱走される心配もありませんよね。
またガラス部分は専用のメッシュパネルに差し替える事ができますので、夏には風通しを良くすることも可能です。
また、底面には「ナイーブ」と呼ばれる専用のパネルヒーターをサクッと挿入できる使用になっているのです。
ヒーターは床の半分の面積ですので、床半分が床暖房になるといった具合です。
また、ペットヒーターなどコードを使用するような商品を設置した場合、コードを通すための穴が開いているのできれいにコードを通すこともできるのです。
このケースバイケースというケージは、その名前の通りたくさんの機能が満載になっている万能のケージになっており、私も特におススメしているケージの一つです。
サイズも60㎝のものと90㎝のものがありますので、広さも十分ありますよね。
強いてデメリットを挙げるとすれば、立て付けがあまり良くないことでしょうか。
ケージ清掃する際などには、ちょっとグラグラするかな、と思うかもわかりませんね。
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回し車、トイレ
ジャンガリアンハムスターは運動量が多いので、ケージの中だけでは運動不足になってしまいます。
かといって散歩させるのは危険が多すぎますのでおススメできません。
ですのでケージには回し車を設置しましょう。
ジャンガリアンハムスター専用の小型の回し車なら、音が静かなタイプのものがありますので、そちらを利用すれば夜も騒音が気になりませんよ。
トイレに関しては、幸いなことにジャンガリアンハムスターはトイレを覚えてくれます。一度覚えてしまえばケージも糞尿で汚れる事は少ないですのでトイレは設置しておきましょう。
もしもトイレを使わずに別の場所をトイレにしてしまった場合、その場所をトイレにし続けるのであれば、トイレの設置場所をそちらへ変更してみてください。
床材
ジャンガリアンハムスターの床材は、市販のウッドチップのものを使うのが一般的ですが、別のものでも代用可能です。
一番簡単で経済的なのは、新聞紙をシュレッドしたものです。
また干し草も安全性が高くておススメな床材です。
ウッドチップに関しては、「広葉樹」と「針葉樹」の2つのタイプが存在します。
広葉樹では白樺、針葉樹ではマツんどがありますね。
ただ、ハムスターの場合、針葉樹の場合だと稀にアレルギー反応を起こす個体がいるという事が報告されています。
万が一の事を考えると広葉樹の床材を使用する方が安心だと言えるのかもわかりませんね。
給水器
水を与えるのには給水器一択となります。
直接皿に水を入れて床に置く与え方は衛生的に良くありません。
必ず給水器は用意するようにしてください。
おススメの給水器は、飲み口の先にボールが付いているものです。
ボールが付いていると密閉性が高くなるので、水が傷みにくくなります。
毎日取り換えるべきものではありますが、新鮮に保てるのであればそれに越したことはありません。
砂浴び用の砂
ハムスターは乾燥地帯に生息している動物ですので、水浴びするようなことはありません。
代わりに砂浴びをして体をきれいにするのです。
ですので定期的に砂浴びできるような環境を用意してあげると喜んで砂浴びするようになります。
砂浴び用の砂は何でもよいわけではありません。
市販されているハムスター用の砂浴び用の砂を使用しましょう。
比較的安価な値段で販売されていますので、ぜひ利用してみてください。
ヒーター
ジャンガリアンハムスターは寒さにとても弱いので、寒さが強い真冬にはヒーターを使用した方が良いです。
ハムスターは寒くなると冬眠しようとします。
飼育下においては冬眠させない方が無難ですので、できればヒーターを利用し、冬眠させないようにしてください。
巣箱
巣箱に関しては、齧られることを前提に木製のものを使用しましょう。
ハムスター用のものが多数ありますので、気に入ったものを選びましょう。
餌
ハムスター用のフードはたくさんの種類が市販されています。
おススメはハムスターに必要な栄養がバランスよく配合されたペレットです。
ただしペレットだけで良いというわけではありません。
生の野菜や果物も少量与えるようにすればバランスも良くおススメです。
また人間用に味付けされた食べ物や、野菜の中でもネギ類やジャガイモの芽などはハムスターには毒になりますので与えないようにしてください。
ハムスターは夜行性
ハムスターは夜行性の動物です。昼の間は基本的に寝ていますので、夜遅くに起きてきて活動を始めます。
餌を食べるのも夜の間ですので、夕方以降に餌や新鮮な水を補充してあげると良いでしょう。
ただし人間の活動パターンにある程度合わせる事も出来るようです。
昼に餌をもらうような生活が続いていると、昼に起きているような事も多くなると言います。
しかし基本的には夜に行動しますので、昼の間は静かに寝かせてあげましょう。
多頭飼いはできる?
ハムスターは基本的に単独で行動します。
しかし場合によっては複数匹一緒に飼う事もできるようです。
ジャンガリアンハムスターの多頭飼いに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ジャンガリアンハムスターの繁殖
ジャンガリアンハムスターは簡単に繁殖させることができます。
ジャンガリアンハムスターの繁殖、子育てに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
手ごろな値段で購入できて、飼いやすそうなジャンガリアンハムスターですが、飼う前には特徴や飼い方などをしっかりと抑えてから飼うようにしましょう。