現在飼育されている犬のおよそ9割が室内で飼育されていると言われてます。
室内犬にとって欠かせないものが「ケージ」「クレート」「サークル」ですね。
しかし犬にとってケージはストレスを溜める元となってしまうことがあります。
とはいえ、一緒に生活していく上で、ケージに慣れることは不可欠だと言われます。
そもそも犬にとってケージ飼いをする意味はあるのでしょうか。
またケージ飼いするメリットや、ストレスを溜めないケージ飼いの方法はあるのでしょうか。
今回はこんな疑問に答えます。
目次
ケージとサークルの違いとは?
ケージは四方と天井がすべて柵で囲われているものを指します。
サークルとは四方のみを囲われているものになります。
ケージは高さに制限がありますので、場合によっては窮屈に感じてしまうこともあるかもしれません。
サークルは天井がないので解放感はケージよりも高いものの、柵の高さが低いと脱走されてしまう危険もあります。
どちらを使っても良いですが、犬種や犬の性格によって使い分けるのが一般的です。
ケージ飼いのメリット
ケージ飼いのメリットとは以下の4つかなと思います。
- 落ち着ける場所になる
- 犬の安全を確保し、危険から守る
- 普段からケージに慣れておくことで、ストレスを軽減
- 飼い主との主従関係をはっきりさせられる
落ち着ける場所になる
ケージは基本的に犬にとって落ち着ける場所でなくてはなりません。
犬は自分だけのテリトリーを作ってくつろぐ習性があります。
こういった安心できる自分だけの場所を提供してあげることはとても重要です。
そしてその場所となり得るのがケージになるのです。
犬の安全を確保し、危険から守る
室内飼いの場合、部屋の中には予想外の危険がたくさんあるものです。
電源コード、観葉植物、置物など挙げればきりがないほどの危険が潜んでいるものです。
犬は気になるものはとにかく口に入れて確認するので、口に入れて危険が無いかを確認することは重要です。
特に仔犬はこういった傾向が強いので、飼い主の目が行き届かない時のケージ飼いは
必須ですね。
普段からケージに慣れておくことで、ストレスを軽減
犬はケージに入れられると極度にストレスを感じてしまうことがあります。
特に普段から放し飼いが多い場合には注意が必要で、急にケージに入れなければいけない場合には強いストレスを与えてしまい、暴れたり無駄吠えしたり問題行動が多くなることもあります。
普段からケージに入ることに慣れている犬なら、こういったストレスを感じることがないので、災害時や病院に連れて行くときに小さなケージに入れる必要がある時などにすごく役に立つでしょう。
飼い主との主従関係をはっきりさせられる
飼い主と同じ空間で生活していると、主従関係が壊れやすくなる傾向があります。
生活スペースを分けておくことで、主従関係をはっきりさせることにつながり、結果としてしつけがしやすくなるというメリットがあります。
犬がソファーにいて、飼い主が床にいる、といった状況が続いた場合、犬の方が立場が上と勘違いさせてしまうこともあるようです。
犬の飼育には主従関係をはっきりさせてしつけることはとても重要です。
ケージ飼いのデメリット
ケージ飼いのデメリットを挙げるとすれば以下の通りでしょう。
- 自由に歩きまわれないのでストレスとなる
- 暇や退屈に感じ、ストレスになる
- トイレトレーニングができていないと不衛生に
ケージ内は自由度が制限されますので、基本的にストレスの元になりやすいです。
レトリバーなど大型犬はケージに入れると特に窮屈に感じてしまい、ケージの中が苦手なんです。また牧羊犬や闘犬など運動量の多い犬も基本的にケージは苦手ですね。
またトイレトレーニングができていない場合は要注意です。ケージの中が排泄物だらけになってしまう恐れがあり、管理が大変になるほか、さらにトイレトレーニングがしにくくしつけにくい状況にもつながります。
ケージの選び方
ケージは「犬にとって安心に、快適に感じる大きさかどうか」が選ぶ際の重要ポイントになります。
概ね注意すべきポイントは以下の通りです。
- 大きめのケージ
- トイレと寝床を分けられるくらい広いもの
- 天井に頭が付かないくらいのサイズ
- ゆったり動けるくらい
ケージは大きければ大きいほど良く、スペースに余裕があれば大きいケージを導入しましょう。
トイレトレーニング用に開発された便利なケージも販売されていますので、そちらも参考にすると良いでしょう。
ゆったり動けるサイズとは、スムーズにUターンできるくらいの広さがあればOKといった感じです。
ケージの置き場所
ケージの置き場所でもストレスを軽減することができますのでぜひ参考にしてみてください。
人の多い場所
みんなが集まるリビングなどがベストです。犬は集団行動する動物ですので、周りに誰かがいないと不安に感じてしまいます。
不安に感じると吠え続ける、落ち着きがなくなるなど場合によっては問題行動になることもあります。
ただし、テレビなど騒がしい場所ではかえってストレスとなるので、注意が必要です。
室温管理ができる部屋
夏は風通しのよい場所、冬は温かな場所を選ぶのがベストです。ケージ飼いでは逃げ場がないので、下手をすれば熱中症や脱水を起こしてしまいます。
エアコン管理ができれば最も簡単ですが、温風、冷風のケージへの直撃は避けるようにしましょう。
飲み水の与え方
結構多くの人がやってしまっている間違いかも知れませんね。
基本的に水を入れた器で与えるのはNGです。理由はトイレシーツが水浸しになる恐れがあり、ケージ内が不衛生な状態になる可能性があるからです。
こうした問題を解決できるのがウォーターボトルです。
ケージにセットするだけで簡単に導入できますので、ぜひ活用しましょう。
ケージ飼いでトイレトレーニング
ケージ飼いをすることでトイレトレーニングがしやすくなるのもメリットが多いです。
先ほども述べたトイレトレーニング用のケージを使えば、比較的トイレトレーニングもしやすいです。
もしうはケージ内を7:3の割合で区切り、トイレと生活スペースを完全に分けます。
上手くトイレスペースで排泄できたらちゃんと声に出して全力で褒めるようにしてください。仔犬などは触ると嫌がる場合もありますので、撫でるだけだと効果がないことも多いです。
重要なポイントは何回も繰り返して成功した回数を増やすことです。
これには犬の排泄のタイミングをチェックしておくことがとても重要です。
ちなみに犬の排泄が多いのは「食後」「寝起き」「散歩など運動の後」です。
また排泄物はすぐに片付けるようにしてください。これが意外と重要でして、すぐに排泄物を片付けていない場合、トイレスペースではない場所で排泄してしまう可能性が高くなります。
これは犬がきれい好きであり、トイレと生活スペースをわける習性があることに起因します。
なお、トイレトレーニングに関しては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
仔犬のトイレトレーニングを成功させるコツとは?失敗する理由はこれ!
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