ゴールデンハムスターと言えばハムスターの中でももっともポピュラーで、初めて小動物を飼うという人にもとても飼いやすく、おススメなペットです。
手ごろな値段で購入できることもあり、とても人気が高いペットですが、飼うには注意点もたくさんあります。
そこで今回はそんなゴールデンハムスターの飼い方や、ゴールデンハムスターの飼育にピッタリなケージについてもご紹介したいと思います。
またゴールデンハムスターの一種であるキンクマハムスターに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
ゴールデンハムスター用のケージ
市販されているハムスター用のケージのほとんどは、小型のジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスター用であることが多い特徴があります。
もちろんゴールデンハムスター用の大き目のケージも市販されていますが、どうしても数が少ない印象で欲しいタイプのケージが見つからないかもしれません。
いくつかおススメできるケージをご紹介したいと思います。
形がユニークなケージで、ハムスター飼育に特化した形の作りになっています。
新しいタイプのケージですので色々と考えらえていておススメのケージです。
水槽で飼育する
金網タイプのケージだけでなく、水槽で飼育する方法も人気があります。
水槽は透明ですので中のハムスターを観察しやすく、保温性にも優れているため大変優れたケージになります。
ただし欠点もあり、夏には蒸れやすいという特徴もあり、通気性が悪いという事を覚えておきましょう。
飼育用品数点とセット販売されている商品もあります。
とてもお得に購入できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ガラス水槽だけでなく、アクリルケージもとても人気があります。
アクリルはとても軽く、透明度も高くて水槽並みに人気があります。
またガラス水槽とは違い、穴をあけたりといった加工がしやすいのもポイントが高いです。
ただ欠点もあり、値段がやや高い傾向にあります。
ゴールデンハムスターにピッタリなおススメケージ!
私がおススメするハムスター用のとても優秀なケージがあります。
それがこれです!
ケースバイケースシリーズはとても高機能なケージで、扉に鍵もついていて、側面のガラスもメッシュパネルに取り換える事もできます。
さらに底には専用のパネルヒーターをサクッと差し込める仕様になっていますので、床暖房にもできる特徴があります。
広さも幅60㎝ありますので、ハムスター飼育であれば十分な広さがあります。
ただし、やや立て付けが悪いという特徴もありますので、購入する際には注意してください。
こだわるのであれば、90cm タイプの大きいサイズのものもあります。
これだけあれば色々とレイアウトができて楽しさが増えますよね。
巣箱を用意する
巣箱は隠れたり、落ち着ける場所として必ず必要になります。
素材は木のものを利用するのが望ましく、小鳥用の巣箱などでも代用できます。
ハムスター用の巣箱はやや小さい印象がありますので、私は小鳥用の巣箱の方をおススメしています。
中がとても広く、ゴールデンハムスターくらいの大きさには丁度良い大きさの巣箱です。
ゴールデンハムスターの床材は?
ケージには床材を敷いてあげましょう。
床材は色んなものを利用できますが、一番経済的なのは新聞紙をシュレッドしたものです。
市販のウッドチップが最も一般的で、よく利用されていますが注意が必要です。
ウッドチップには広葉樹と針葉樹のものがありますので、選ぶ際には少々注意が必要です。
針葉樹のウッドチップの場合、ハムスターの個体によってはアレルギー反応を起こすものがいるようですので、心配であれば広葉樹タイプのウッドチップを選ぶようにしてください。
広葉樹のチップで有名なのは白樺があります。
運動不足防止に回し車を設置しよう
ハムスターはとても運動量が多い動物でもあります。
あんな小さな体ですが、一日になんと20㎞以上も移動するとも言われています。
狭いケージで飼っていたらたちまち運動不足になりますし、広いケージでも時々散歩をさせないと運動不足になってしまいます。
対策としては回し車がおススメです。
最近では音が驚くほど静かな回し車も販売されていますので、それらを利用すれば騒音に悩むこともないでしょう。
おススメの回し車はサイレントホイールシリーズです。
サイズも色々と用意されていますので、飼うハムスターに合ったサイズのものを選んであげましょう。
ゴールデンハムスターの場合は、サイレントホイールゴールデンか、サイレントホイール21のどちらかだと思います。
ゴールデンハムスターの餌
ハムスターの餌はヒマワリの種というイメージがありますが、これは間違いです。
たしかにヒマワリの種はハムスターの好物で、嗜好性がとても高く良く食べますが、脂肪分が多くて栄養バランスが悪くおススメできません。
餌は市販のハムスター専用フードを活用してください。
ペレットだけで良いかと言われればそうでもありませんので、時々種子類や野菜、果物も少々食べさせましょう。
中には与えてはいけない野菜もあります。
ネギ類やジャガイモの芽などは与えてはいけません。
ナッツ類でも、もちろん人間用に味付けされているものは与えてはいけません。
食塩不使用のものを買ってきて与えるのが望ましいです。
動物性タンパク質の補給も必要ですので、ミルワームや牛肉や豚肉などの生肉の切り身を少々与えると喜んで食べる事でしょう。
給水器を使う
ハムスターの水分補給は必ず給水器を利用するようにします。
床に水を入れた容器を直置きにすると衛生的によくありません。
様々な給水器がありますので、ケージに設置できそうな形のものを使用しましょう。
おススメはウォーターボトルフラットです。
飲み口にボールが付いていますので、密閉されて衛生的に申し分ありません。
寒さ対策
ハムスターは寒さにとても弱い特徴があり、冬には保温してあげないと冬眠してしまいます。
ゴールデンハムスターは暖かい地域に清楚臆していますので、自然界でも冬眠することがありません。
しかし飼育環境下で10℃を下回ると、生き残るために最後の手段として冬眠に入ります。
冬眠はとても危険な行為で、十分な準備をしてから冬眠しないと命にかかわります。
飼育下でも冬眠はさせない方が無難なので、絶対に保温してあげるようにしてください。
温度設定は22℃前後に設定しておけば問題なく飼育することができます。
保温にはペットヒーターを利用しますが、色々なペットヒーターがありますので飼育環境に合ったものを利用しましょう。
パネルヒーターは自動で温度調節機能が付いており、ケージの下に敷くだけで床暖房にすることができます。
お手軽ですのでとても人気がありますが、冬本番になってくるとパワー不足なことが多く、ちょっと頼りないかもしれません。
ヒヨコ電球タイプのペットヒーターもあります。
これは空間そのものを温めるタイプのヒーターでとても強力ですが、温めすぎてしまう特徴がありますので、サーモスタットを併用する必要があります。
セット販売されているものを購入すれば、かなりお得に入手できますのでチェックしてみてください。
欠点としては球切れを起こすことがあるので、定期的に電球を好感してあげる必要があります。
私がおススメするヒーターは暖突シリーズのヒーターです。
爬虫類用の商品ですが、ハムスターにもピッタリで使い勝手が良くお気に入りです。
上から温めるタイプの珍しいヒーターですので、ヒーターを齧られるという心配もなく、さらには球切れもありません。
パワーも申し分なく、色々なサイズがありますのでケージの大きさによってサイズを選べるのも嬉しいですね。
ちなみにパワーが強い上に温度調節機能はありませんので、サーモスタットは併用した方が良いです。
ストレスに注意する
ハムスターはとてもストレスを受けやすいです。
うるさい環境で飼育していたり、ケージが不衛生だったりすればストレスが溜まってしまいます。
時々散歩させてあげたり、寝ている間は静かな環境にしてあげるなど気を配ってあげましょう。
毎日のケージの掃除は、糞尿によって汚れた部分の床材を交換してあげる程度で構いません。
時々床材をすべて取り換える大掃除もしてあげるとなお良いですが、自分の匂いを嗅いで安心する習性もありますので、掃除のしすぎもあまり良くありません。
多頭飼いは不可能
ゴールデンハムスターは一緒のケージで複数匹の多頭飼いはできません。
とても縄張り意識が強い動物ですので、たとえオスとメスのペアであっても一緒に飼う事はできません。
必ず一匹のハムスターに対して一つのケージを用意してください。
多頭飼いするのであれば、ジャンガリアンハムスターなどの小型のドワーフハムスターの方が一緒に飼いやすいです。
まとめ
ゴールデンハムスターはとても飼いやすいのでおススメのペットです。
ただし多頭飼いはできませんので、必ず単独飼育する必要があります。
また運動不足に注意が必要で、回し車の設置や適度な散歩は欠かせません。
ストレスも受けやすいので、ケージは常に清潔に保ってあげるようにこまめに掃除をしてあげましょう。
寿命は長いとは言えないですが、上手く飼育すれば3年は生きてくれますので、精一杯愛情込めて育ててあげましょう。
なおゴールデンハムスターの性格や特徴については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。