ゴールデンハムスターといえば、ほぼ誰もが知っているくらいポピュラーなハムスターですよね。
ハムスターと言えば、一般的にはゴールデンハムスターを指すくらいに有名なハムスターです。
流通量も多く、どのペットショップでも必ずといっていいほど取り扱いがあると思います。
今回はそんなゴールデンハムスターの性格や特徴について詳しく調べてまとめてみました。
目次
ゴールデンハムスターの特徴
ゴールデンハムスターの原産地はシリアやレバノン、イスラエルといった中東やアジアになります。
別名シリアンハムスターとも言われているようですね。
ゴールデンハムスターはオスよりもメスのが大きくなる傾向にあり、オスが85g~130gに対し、メスは90g~150gくらいの体重になるようです。
ハムスターの中でも大型のハムスターですが、大きさは20㎝くらいにしかなりません。
そこまで大きいわけではなく、飼いやすさはピカイチのハムスターで人気が高い特徴があります。
ゴールデンハムスターの毛色
ゴールデンハムスターは毛色が豊富な事でも知られています。
ノーマルと言われている一般的な色の個体は白と茶色が混じった色をしています。
他にも白と黒のダルメシアンや全身黒色のクロクマ、クリーム色をしているキンクマなど非常にたくさんのバリエーションがあります。
キンクマハムスターとの違いは?
よくある疑問に、「ゴールデンハムスターとキンクマハムスターの違いが分からない」というものがあるようです。
キンクマハムスターといえば、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターと並んでペットショップで販売されている人気のハムスターですね。
実はキンクマハムスターというハムスターもゴールデンハムスターの一種になります。
ゴールデンハムスターをペット用に人工的に品種改良されて誕生したものがキンクマハムスターと呼ばれています。
ですのでキンクマハムスターは自然界では存在しておらず、大きさもゴールデンハムスターよりも若干大きく育つという特徴の違いがあります。
なおキンクマハムスターに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ゴールデンハムスターの性格は?
ゴールデンハムスターはおっとりした性格をしており、とても温厚な性格です。
噛んでくることもほとんどありませんので、噛まれてケガをしたという事例もほとんどありません。
よほど嫌なことをすれば噛まれるかもしれませんが、普通に接していればまず噛まれる心配はないでしょう。
またハムスターの中でも、とても賢いハムスターでもあります。
人間の1歳児程度の知能と学習能力があると言われていて、トイレも簡単に覚える事ができますし、飼い主の声や臭いも覚える事ができると言われています。
ジャンガリアンハムスターが猪突猛進な、人間を怖がらずに嫌なことがあればすぐに噛みつく性格に対し、ゴールデンハムスターは噛むと怒られる、なども学習できますので噛まなくしつける事もできるのです。
この学習能力と知能の差が小型のドワーフハムスターとゴールデンハムスターの大きな違いだと思います。
脱走の名人?
稀に脱走の名人だと言われることがあるくらい、脱走が上手いハムスターです。
まず体が大きいので、ケージの天井まで届いてしまうとそのまま脱走しますし、力も小型のハムスターに比べて強いですので、簡単な扉なら開けてしまいます。
土を掘ってケージの底に穴をあけたりといった事例もあるようですから、油断していると簡単に脱走されてしまいそうですよね。
ゴールデンハムスターの寿命は?
ハムスターの寿命は平均2年~3年くらいだと言われています。
体の大きなゴールデンハムスターは小型のジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターよりも若干長生きなのが特徴的です。
それでも3年も生きれば大往生といったところでしょうか。
案外早くお別れになってしまう事もあると心しておきましょう。
ちなみにハムスターの寿命を人間に換算した分かりやすい表がありましたので、ご紹介します。
ただしあくまで寿命は目安でしかありませんので、過信はできません。
実際の寿命は飼育環境や与える餌、ストレスによっても大きく左右されるのです。
上手に飼育できれば、なんと4年も生きてくれたゴールデンハムスターもいたと言いますから、飼育するならできる限り快適な環境で飼ってあげたいですよね。
縄張り意識がとても強い
ゴールデンハムスターはジャンガリアンハムスターに比べてもとても縄張り意識が強い事でも知られています。
複数匹のゴールデンハムスターを一緒のケージで飼育したい、という場合はやめておいた方が無難です。
下手をすれば片方がケガをしたり、死んでしまう事もありますので絶対に多頭飼いはやめておきましょう。
オス同士、メス同士はもちろん、オスとメスのペア飼育も繁殖時以外では不可能だと思っておきましょう。
ゴールデンハムスターの値段の相場は?
一般的なハムスターですので値段もそれほど高くありません。
ノーマルな色の個体ですと、1,000円くらいで購入できることがほとんどです。
たまに珍しい毛色のものがいれば、やや高めな値段設定になっていることがあります。
またゴールデンハムスターの品種改良個体のキンクマハムスターは2,000円くらいが相場になっており、ゴールデンハムスターよりもやや高価な印象ですね。
まとめ
ゴールデンハムスターの性格はとても温厚でおっとりしており、ペットとしてはとてもおススメできるハムスターです。
ただし、二匹以上の飼育の場合には注意が必要です。
とても縄張り意識が強いので、必ず一匹に対して一つのケージを用意してあげましょう。
また脱走の名人だと思いましょう。
ちょっとした隙間や、思いもしないところから脱走されてしまう事例が多いので十分注意しましょう。
また小型のジャンガリアンハムスターの性格や飼い方に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。