キンクマハムスターは、ハムスターの中でも大きい種類のハムスターで、ゴールデンハムスターから品種改良によって人工的に生み出されたペット用のハムスターです。
クリーム色のきれいなアプリコットの毛色と、おっとりしていて人懐っこい性格は、小動物好きの人々からも大人気です。
そんなキンクマハムスターですが、初心者でも簡単に飼えるので飼い方は比較的簡単です。
ただし注意すべきポイントも多々ありますので、キンクマハムスターの飼育のポイントをいくつかご紹介したいと思います。
目次
キンクマハムスターの飼育ケージは何がおススメ?
ハムスター専用の飼育ケージはかなりたくさん市販されています。
これらのハムスターケージはハムスターの飼育に最適な構造になっていたり、飼育に必要な飼育グッズも一通りセットになっていたりと、それぞれ購入するよりもお得な事も多いのが特徴です。
しかしこのハムスターケージは「ドワーフハムスター用」として販売されているものが多いのです。
ドワーフハムスターとは小型のハムスター総称で、ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどがこれに当たります。
ジャンガリアンハムスターに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
キンクマハムスターは大型のハムスターですので、これらの飼育ケージでは小さすぎておススメだとは言い切れないのです。
もちろんキンクマハムスターに最適なサイズの構造になっているケージもありますので、そういうタイプの飼育ケージを使用するのであれば問題ないでしょう。
水槽で飼育する方法もおススメ
水槽でハムスターを飼育する方法も人気があります。
水槽ですと周りが透明ですので、ハムスターを観察しやすく人気があります。
また四方をしっかり囲まれていますので、保温性にも優れているのが特徴的です。
ガラスの水槽の他にも、アクリルで作られているアクリルケージもありますので、そういったものを利用するのもスタイリッシュで良いですよね。
上記のようなセット商品を購入すれば、とりあえず必要になるものの他にも色々と付属してきますのでとてもお得に購入する事ができますね。
キンクマハムスター用に用意するケージであれば、幅45㎝以上あるものがおススメで、出来れば60㎝くらいの広さがあればなお良いですね。
また衣装ケースを加工して手作りのケージを使っている、という飼い主もたくさんいます。
ちょっとこだわってオリジナルケージを手作りするのもハムスター飼育の楽しみの一つかもしれませんよね。
ちなみに、私が特におススメするハムスターにぴったりなケージは「ケースバイケースシリーズ」です。
とても高機能なケージで、一年中ハムスターを快適に飼育することができます。
とても便利なケージですので、ぜひ一度確認してみてくださいね。
キンクマハムスターの飼育は単独飼育が基本
ハムスターは見かけによらず、縄張り意識がとても強い特徴を持っているのです。
キンクマハムスターのくらい大きいハムスターであれば、相手がケガをしてしまったり、死んでしまうまで攻撃してしまうこともあるらしいのです。
飼育するのであれば必ず一匹に一つのケージを用意し、それぞれ単独で飼育するようにしてください。
温度管理に注意する
飼育環境の温度は常に20℃以上をキープできるように気を配ってあげましょう。
キンクマハムスターは寒さにとても弱いので、温度が下がり過ぎると冬眠モードに入ってしまいます。
10℃以下になってしまうととても危険です。
冬眠は普段することがない、死なないための最終手段なのです。
冬にはペットヒーターで保温して、快適な環境を作ってあげましょう。
使うべきヒーターは2種類あります。
一つはシートタイプのパネルヒーターで、床暖房のような使い方をします。
おススメは下記の商品です。
温度も設定すれば自動で調節してくれますので、お手軽にケージを温める事ができます。
また私がおススメするヒーターに「暖突シリーズ」があります。
これは上から温めるタイプの珍しいヒーターで、爬虫類用として販売されていますが、ハムスターにも使用可能です。
このヒーターは空間を温めますので、表面を温めるパネルヒーターとは少し違いますね。
温めすぎが懸念されますので、サーモスタットを併用して温度制御できるようにしましょう。
もう一つのタイプは「ひよこ電球」とよばれるヒーターです。
これも暖突同様に空間そのものを温めるヒーターで、最もポピュラーなヒーターですね。
ただ温度調節ができませんので、温めすぎないようにサーモスタットを併用する必要があります。
サーモスタットがセットになったお買い得セットがありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
暖突と違って欠点があり、球切れがあるのです。
定期的に保温球を交換しなければいけないという特徴があります。
キンクマハムスターの餌は?
ハムスターの餌といえば「ヒマワリの種」というイメージですよね。
しかしこれは間違った認識なのです。
ヒマワリの種は確かに嗜好性が高く、ハムスターはこれが大好物です。
ただ脂肪分がやたらと高いので、栄養的にもたくさん与えるべき餌ではありません。
餌は市販されているハムスター専用フードを主食として与え、時々野菜や果物も食べさせると良いでしょう。
動物性たんぱく質としてはチーズを少々与えると良いでしょう。
与えてはいけないものは、人間用に味が付いている食べ物全般です。
チョコレートは中毒になってしまいますので、絶対食べさせてはいけません。
また野菜の中でも、ネギ類やジャガイモの芽は食べさせてはいけません。
小松菜やサツマイモ、ニンジンなどを与えるのがおススメですね。
運動不足に注意
ハムスターは小さい動物ではありますが、一日に20㎞以上も移動するとても運動量が多い動物なのです。
ケージが狭かったり、運動するための回し車がないと運動不足になってしまいます。
運動不足は肥満の原因になりますし、一度肥満になったハムスターをダイエットさせるのは至難のワザです。
日頃から餌と運動で肥満にならない対策が必要になります。
回し車は色々と市販されていますが、おススメは静かな事で有名な「サイレントホイールシリーズ」です。
まとめ
キンクマハムスターの飼育の注意点は、単独飼育を行う事です。
多頭飼いがしたいのであれば、ジャンガリアンハムスターなどの小型のドワーフハムスターの方がケンカしにくくてまだマシですね。
また温度管理も重要で、20℃前後を安定してキープできるような飼育環境を用意してあげる事をおススメします。
運動不足になりがちですので、適度な運動ができるように回し車の設置と、食事の栄養バランスには気を付けたいですね。
上手に飼えば3年くらい生きてくれたという事例もありますので、愛情込めて飼ってあげるようにしましょう。