ヒマラヤンという猫がいるのをご存知ですか。
青い瞳に顔のポイントカラーが特徴的な猫ですね。
そんなヒマラヤンですが、どのようにして誕生したのでしょう。
またどのような性格をしているのでしょうか。
今回はヒマラヤンの起源や特徴、性格などについて詳しく調べてまとめてみました。
目次
ヒマラヤンの起源は?
ヒマラヤンは1950年代にイギリスにて誕生し、新たな猫種として公認されました。
比較的新しい、歴史が浅い猫なんですね。
ヒマラヤンの誕生までには長い年月を要したと言われています。
そもそもヒマラヤンはペルシャ猫とシャム猫を掛け合わせたミックス猫で、それぞれの良いところ取りをしたような、まさに夢のような猫なのです。
しかしそのような両者の良いところ取りをしたような猫を作り出すことは容易なことではなく、30年もの歳月をかけてようやく誕生したと言われています。
ただ現在ではヒマラヤンは独立した新しい猫種としてではなく、ペルシャ猫の一種として認識されているのもポイントです。
なぜヒマラヤンと呼ばれているのかという事ですが、これは毛の特徴がヒマラヤウサギによく似ていることに由来するようですね。
ちなみに、猫種としてはまだ未完成とも言われていて、今も品種改良が続けられている猫でもあるのです。
今後もさらに品種改良が進み、また一風変わったヒマラヤンが誕生するのでしょうか。今からも注目していきたいですよね。
体の特徴
ペルシャ系統のように長毛でずんぐりとした体型を持ち、シャム系統のように顔の真ん中にポイントカラーがあるのが特徴です。
被毛は密生していて長く、艶があります。
まん丸なサファイアブルーの大きな目はとても愛らしく、人気の理由の一つでもあります。
鼻はペルシャ猫に似てつぶれた感じで低く、足は短足と呼べるくらい短いです。
被毛のせいで太って見える体型をしていますが、実際はがっしりした体型をしています。
ヒマラヤンの顔
ヒマラヤンの顔は大きく分けて2つのタイプに分ける事ができます。
一つはドールフェイスと呼ばれるタイプです。
ドールフェイスは一般的な猫のような鼻筋の通ったきれいな顔立ちのタイプの猫を言います。
ちなみに日本で流通しているヒマラヤンはドールフェイスタイプが多いようですね。
もう一つのタイプは、エクストリームフェイスと呼ばれています。
これはペルシャ猫の特徴である、鼻がペシャンコにへこんだ顔立ちのものを言います。
ただ、ペルシャ猫よりもさらにペシャンコにへこんでいるのが特徴的で、アメリカで流通しているヒマラヤンはエクストリームフェイスのものが多いようですね。
ちなみにキャットショーなどで高い評価を得る事ができるのは、エクストリームフェイスのような鼻がペシャンコにへこんでいるタイプのヒマラヤンが多いと言われています。
ヒマラヤンの大きさは?
ヒマラヤンはどれくらい大きくなるのでしょうか。
オスの場合の平均体重は、およそ4㎏~6㎏くらいが多く、メスだと3㎏~5㎏くらいが多いですね。
一般的な猫の平均よりもやや小さいと言えるのではないでしょうか。
ヒマラヤンの平均寿命は?
平均寿命は14年~16年くらいだとされています。
一般的な猫の寿命の平均は15年くらいですから、平均的ですよね。
ちなみに長く生きたヒマラヤンは25年近くも生きた猫がいるようです。
寿命はあくまでも目安にすぎませんので、飼育環境や食べている餌の種類によっても大きく左右されます。
飼う場合はなるべく良い環境で長く飼ってあげたいですよね。
ヒマラヤンの性格は?
とてもおっとりしていて、社交的な性格の猫です。
子供のうちは活発な事も多いのですが、大人になるにつれて徐々にのんびりとした性格が強くなっていきます。
この辺はペルシャ猫によく似た性格ですよね。
社交的な性格はシャム猫譲りでしょうか。ペルシャ猫よりは活発であるとも言われています。
おっとりしていますので、多頭飼いをする場合にも飼いやすい猫でもあります。
騒がしい環境は苦手
とてもマイペースな性格で、ペルシャ猫と同様にあまり運動を好む猫ではありません。
気に入った場所でじっとくつろいでる事が好きな、そんな性格ですね。
ですので騒がしいような環境はとても苦手です。
小さいお子さんがいたり、しょっちゅううるさい環境だとストレスになってしまいますので注意しましょう。
鳴き声は静か
シャム猫は鳴き声がややうるさく、現在ではあまり人気がない理由の一つでもありました。
しかしヒマラヤンはそんなシャム猫のようなうるさいような鳴き方はしません。
静かできれいな鳴き声と言われていて、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすい猫だと言えますね。
オスとメスでの性格の違いは?
オスとメスでやや性格に違いがあるようです。
オスの方がメスに比べて温厚な性格であるとされ、多くの猫や動物にも同じことが言えますね。
メスはオスよりも活発ではなく、ややシャイであることが多いようですね。
ツンデレな一面を持ち合わせていますので、より猫のような孤高を持する性格と言えるかもしれませんね。
被毛のお手入れ
ヒマラヤンは長毛種ですので、抜け毛や毛玉になりやすかったりするので、被毛のケアが欠かせません。
一日二回程度の定期的なブラッシングをしてあげると、きれいで艶やかな毛を維持することができますよ。
まとめ
ヒマラヤンはペルシャ猫とシャム猫を掛け合わせた猫種ですが、現在ではペルシャ猫の一種として認識されています。
性格はペルシャ猫のようにおっとりしていながら、シャム猫のように活発な一面もある性格をしています。
とってもおっとりしていて人懐っこいですから、初めて猫を飼う人にも飼いやすい猫種だと言えるでしょう。
また被毛を美しく保つには、一日二回くらいのブラッシングが欠かせません。
ヒマラヤンの特徴をしっかり把握してから上手に飼育したいですよね。