リチャードソンジリスという動物がいるのをご存知ですか。
リスの仲間でも、地面に穴を掘って生活しているジリスと言われるものも仲間に属しています。
そんなリチャードソンジリスですが、いったいどのような動物で、どんな性格をしているのでしょうか。
今回はそんなリチャードソンジリスの性格や販売価格について詳しく調べてまとめてみました。
目次
ジリスの仲間
リチャードソンジリスはリスとは言っても、ジリスと呼ばれている地面に穴を掘って生活するタイプのリスの仲間になります。
他に有名なジリスにはプレーリードッグがいますね。
プレーリードッグに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
シマリスなどに代表される一般的なリスとは違い、木に登ったりはしませんのでスリムな体型というわけではなく、ずんぐりとした体型をしているのが特徴的です。
リチャードソンジリスの生息地と輸入
リチャードソンジリスはカナダ南部、アメリカ北部に生息しています。
ペットとして注目されるようになったのは、2003年頃になってからです。
それまではプレーリードッグがペットとして人気がありましたが、2003年に輸入規制がされてしまったこともあり何か別のペットを、という事でプレーリードッグによく似たリチャードソンジリスが注目されることになりました。
確かにリチャードソンジリスはプレーリードッグを小さくしたような容姿をしていますが、異なる点もあるため全く同じ動物という認識で飼育するのは望ましくない部分もあります。
リチャードソンジリスの寿命
平均寿命は3年くらいとされていますが、野生と飼育下ではずいぶん寿命に差があるのも特徴的です。
またオスの方がずいぶん短命である特徴もあるようで、野生のオスはわずか一年しか生きないとも言われているのです。
しかし一方では飼育下では上手く飼えば10年くらい生きる事もあるようで、ストレスなどが寿命に大きく影響するようです。
なるべく少ないストレスで、長く飼育してあげたいところですね。
リチャードソンジリスの大きさ
同じジリスでもプレーリードッグよりも小柄な体型をしています。
体重は300g~600gくらいが平均的で、体長は25㎝~35㎝くらいです。
単独行動
リチャードソンジリスは基本的に単独行動をしている動物ですので、飼育する場合も単独で飼育する方が望ましいです。
オスとメスをペアで飼育することも不可能ではありませんが、幼いころから一緒に飼育しているなど特別な状況でないとケンカをしてしまうようです。
仲が良さそうなペアであっても念のため、一匹につき一つのケージを用意しておくことが望ましいと言えますね。
リチャードソンジリスの繁殖期
季節性繁殖動物で、繁殖シーズンは年に一回4月~5月の間に行われます。
繁殖を行う場合はこの時期を狙ってオスとメスを一緒に飼育すると良いでしょう。
リチャードソンジリスの販売価格
プレーリードッグの販売価格が20万円~30万円なのに対して、リチャードソンジリスは比較的安価な価格で販売されています。
価格は平均して2万円~3万円くらいが多いようです。
総合ペットショップや、小動物専門店などでは普通に販売されていますので、容易に出会う事ができます。
リチャードソンジリスの性格
基本的には臆病な性格です。
しかし性格はその個体によってずいぶんと差があるのも特徴的で、飼い主になつくのかどうか、という誰もが気になるポイントは、実際にその個体を飼育してみなければ分からない、というちょっと厄介な性格の持ち主でもあります。
人を怖がらずにベタ慣れ状態になる個体もいれば、全くなつかずに観賞用ペットとなってしまう個体もいるようですので、ベタ慣れ状態で飼育したいという場合には、なつきやすい個体選定をしっかりと行う必要があります。
先に挙げたプレーリードッグとリチャードソンジリスの決定的な違いはここにあります。
群れを作って暮らす社会性豊かなプレーリードッグとは違って、単独行動をするリチャードソンジリスはなつかせるにも一苦労する事もあるでしょう。
似て非なるもの、とはこの事をいうのかもしれませんね。
ちなみに離乳期の幼いリチャードソンジリスを飼えば、比較的なつくようになりやすい傾向にあるようです。
しかし最も安定的に確実にベタ慣れのリチャードソンジリスを飼う方法は、ある程度育った丈夫で、かつ人を怖がらない臆病でない個体をじっくりと選ぶことだと思います。
まとめ
リチャードソンジリスはプレーリードッグの代わりに2003年頃から急速に注目を浴びるようになった、ジリスの仲間です。
プレーリードッグとよく似ている容姿をしていますが、性格や生態などに違いもありますので注意が必要です。
リチャードソンジリスの販売価格は平均して2万円~3万円くらいで、プレーリードッグと比べるとずいぶん安価な価格設定になっています。
ただ、なつくかどうかに関しては個体差が激しく、ベタ慣れの個体を飼うためにはなれやすい臆病でない個体を選んで飼育することが重要になるのです。
しぐさも非常に可愛いリチャードソンジリス。
小動物好きなら一度は飼ってみたいペットですね。