プレーリードッグってご存知ですか。
ドッグと名がついてはいますが、犬ではなくて「リス」の仲間に分類されている小動物になります。
ペットとして大人気にもなっているのですが、どういう生態をしていて、どういった特徴があるのでしょうか。
今回はプレーリードッグについてご紹介していきたいと思います。
目次
プレーリードッグの名前の意味は?
プレーリードッグとは、プレーリー(草原)のドッグ(犬)という意味になります。
その名の通り草原い生息しており、地中に穴を掘って巣穴として暮らしているのです。
また鳴き声が犬の鳴き声によく似ている、ということからドッグと呼ぶようになったと言われています。
確かに子犬・・・のような鳴き声に聞こえますよね。
プレーリードッグの値段
プレーリードッグの値段はかなり高価な値段設定になっていることがほとんどです。
国内でも希少価値が高い動物で、以前は輸入されていましたが感染症の問題などから輸入が規制されてしまいました。
現在国内で流通しているプレーリードッグは、以前に輸入された個体をもとに国内で繁殖された個体ばかりなのです。
値段の相場はおよそ20万円前後で販売されているようです。
高い場合だと30万円くらい、ペアになると50万円くらいになりますので、小動物としては高価で犬や猫並みの値段の高さですよね。
ちなみに現在国内で流通しているプレーリードッグの種類は「オグロプレーリードッグ」という種類のもので、尻尾が黒い特徴があります。
プレーリードッグの寿命
プレーリードッグの寿命の平均は、約7年~8年くらいだと言われてます。
犬ではなく、リスの仲間ですから寿命もリスとよく似たような長さになっているのでしょうか。
プレーリードッグの生態
プレーリードッグは群れを形成し、集団で生活をしています。
野生のプレーリードッグは北米の草原地帯に生息しています。
群れを良く見てみると、1匹のオスに対して複数匹のメスが取り巻いており、こうした家族集団がいくつも集まって大きな群れを形成していることが分かります。
この複数の家族が集まった群れをコテリーと呼ぶそうです。
こうして群れを作ることからも、お互いにコミュニケーションを取ったりと社会性を持つ動物だと言われているのです。
活動は日中行うため昼行性です。
餌は種子や木の根、昆虫などを食べており雑食性です。
プレーリードッグの外見的特徴
リスの仲間にしてはずんぐりとした体型で、耳は目立たないくらいすごく小さく、頭が丸っこく見えます。
目はくっきりしたアーモンド形をしていて、手はとても器用に物を持つことができますし、爪は長くて鋭いのが特徴的です。
リスの仲間ですが、尻尾はそれほどフサフサしておらず、シュッとしていますが、興奮するとブワっと膨らむリスらしい特徴も持っています。
大きさは30㎝くらいと大きく、尻尾は10㎝くらいあります。
毛色は茶色ベースの単色しかいないようですね。
プレーリードッグの性格
プレーリードッグは社会性を持った動物ですので、一人でいると寂しがる傾向にあります。
飼う場合はなるべく一緒に遊んであげる時間を作ってあげないと、ストレスが溜まってしまうのです。
性格はとても人懐っこくて、自分から膝に乗ってきたりしますし、撫でられたりすることも嫌がらず、むしろ好きなのではないかというくらい人懐っこいのです。
最初こそ警戒心が強いものの、次第に心を開いてくれて懐いてくれるようになりますよ。
また犬のように一緒に散歩に行くこともできるのも魅力的です。
ハーネスを付ければ外に散歩にも行けますし、土堀りが大好きなので公園などで土掘りをさせてあげる飼い主も多いのだとか。
臭腺がある
スカンクやフェレットなどでも有名ですが、プレーリードッグもまた肛門付近に臭腺を持っているのです。
ニオイは結構臭いらしく、気になる人も多いかもしれませんね。
しかしプレーリードッグを飼っている人からすれば、次第に気にならなくなる・・と言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか。
なおスカンクとフェレットに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
日光浴
プレーリードッグは昼行性ですから、日光浴を自然にできる環境が必要です。
紫外線を定期的に浴びる事で健康的に生活することができますので、飼う場合には日光浴が出来るように飼育環境を整えてあげる必要がありますね。
ちなみに日光浴は一日10分程度で十分なようですね。
暑さ寒さに注意
プレーリードッグは暑さにも寒さにも弱い動物です。
適正温度帯は20℃~28℃くらいと言われていて、15℃以下になると仮死状態になってしまう特徴も持っています。
日本固有の動物ではなく、外来種ですのでこうした気温や温度などの問題にはしっかりと対処してあげなければいけません。
仮死状態は冬眠とは違い、そのままではとても危険な状態であるという事も知っておかねばなりませんが、飼う上ではそもそも仮死状態にならないように温度管理をしっかりと行いましょう。
プレーリードッグの飼い方
プレーリードッグの飼い方に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
プレーリードッグはドッグと呼ばれていますが、犬ではなくリス(ジリス)の仲間になります。
大きさは30㎝ほどになる、比較的大き目な小動物です。
野生のプレーリードッグは北米に生息しており、以前は輸入されていましたが現在は輸入が規制され、国内で流通している個体は以前輸入された個体を国内繁殖されたものばかりです。
希少価値が高いですので、値段は20万円~30万円とかなり高額な値段設定になっています。
性格は社会性持ち、人間に対してもとても良く懐いてくれるため人気があります。
最初こそ警戒するかもしれませんが、徐々に懐いてくれるようになります。
小動物としては珍しく希少価値が高いプレーリードッグ。
一度は飼育してみたいペットですね。
とても良く似ている動物リチャードソンジリス
プレーリードッグによく似た容姿をしている、リチャードソンジリスという動物がいます。
リチャードソンジリスに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。