ハムスターの中でも世界最小と言われているロボロフスキーハムスター。
小さい体と、目の上の白いまゆ毛のような可愛らしい毛が特徴的なかわいいヤツですね。
今回はそんなロボロフスキーハムスターについて詳しく調べてまとめてみました。
目次
世界最小のハムスター
ロボロフスキーハムスターは世界最小のハムスターとしても有名です。
小型のジャンガリアンハムスターよりもさらに一回り小さく、6㎝~8㎝くらしいにしかなりません。
体重も50gにも満たないことが多く、30gくらいしかない個体も多いです。
小さくて可愛らしく、ちょこまかと動き回る運動量の多いハムスターといった印象ですね。
ロボロフスキーハムスターの寿命
小さくても寿命は一般的なハムスターと同じくらいで、2年~3年くらいが平均寿命になります。
あくまでも平均寿命ですので、上手に飼育すればもう少し長く生きられることもあります。
ハムスターの年齢を人間に換算した、とても分かりやすい表がありましたのでご紹介します。
出典:寿命.net
これによると3年生きたとすれば、人間でいうと100歳を越えているわけですから大往生な年齢になるわけですね。
好奇心旺盛で活発
とても好奇心旺盛な性格ですので、あちこちちょこまか動き回るハムスターです。
ジャンガリアンハムスターよりも運動量は多いと言われています。
手乗りにはならない?
世界最小のハムスターということで、完全に手乗りサイズのハムスターであるロボロフスキーハムスターですが、人間には興味を示すこともなく、懐く事もないと言われています。
小さいだけにとても臆病な性格が強い特徴もあります。
ちょっとしたことでもビクビクして、すぐに逃げて走り去るというくらい逃げます。
またハムスターの中にはびっくりしたり、嫌なことがあれば噛むものがいますが、ロボロフスキーハムスターの場合はほとんど噛むことが無いと言われています。
噛むよりもすぐに逃げ去ってしまうというイメージですね。
カラーは基本的に一色しかいない
ジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターには様々な毛色の個体が存在し、バリエーション豊かな特徴があります。
しかしロボロフスキーハムスターの場合は色のバリエーションは無く、基本的に茶色の一色しかいないのです。
色んなカラーをブリードしたい、という場合には不向きなハムスターという事でしょうか。
ケンカをしない?
ハムスターと言えば複数匹一緒に飼っていると、縄張り意識からよくケンカをすることがあります。
特にゴールデンハムスターなどの大型のハムスターの場合は縄張り意識が特に強いので、同じケージで多頭飼いはとても不可能です。
しかしロボロフスキーハムスターの場合はケンカをほとんどしないと言われています。
しかし全くケンカが無いわけではないです。
あくまでケンカになりにくいという事なので、個体の相性が悪い場合はもちろん多頭飼いは不可能です。
一緒のケージで飼ってみてケンカが無いようなら一緒に飼ってみても面白いかもしれませんね。
ロボロフスキーハムスターは仲間意識も強いので、多頭飼いしていると派閥のようなものができる事があるようです。
そういう部分も観察できるので面白いハムスターと言われ、懐かないけども人気になっている理由のようですね。
肉食性が強い
野生のロボロフスキーハムスターは過酷な環境で生活しているためか、水分の多い野菜をそれほど必要とせず、昆虫などを好んで食べる肉食性が強い特徴があります。
飼育下ではミルワームがペットショップで販売されていますので、そちらを利用すると良いでしょう。
ロボロフスキーハムスターの餌は?
ロボロフスキーハムスターの餌も市販のハムスターの餌で飼育することができます。
ロボロフスキーハムスターは先ほど述べたように肉食性が強いですので、動物性たんぱく質を補ってあげる必要があります。
ハムスターフードは栄養バランスも考えられている事が多いですが、動物性タンパクに関してはハムスターフードだけでは不足すると考えましょう。
ロボロフスキーハムスターのためのケージの大きさはどれくらい?
ロボロフスキーハムスターは小さいのでそれほど広いケージは必要ありません。
しかし運動量がジャンガリアンハムスターよりも多い特徴があるので、狭いケージだと窮屈になってしまう恐れがあります。
ベストなサイズのケージの大きさは、ジャンガリアンハムスター用に販売されているものの中でも大きいタイプのケージを使用すれば良いでしょう。
セット商品を購入すると通常よりもお得にグッズを揃えられますのでおススメです。
金網ケージよりも、アクリルケージや水槽を使用した方が脱走の危険を回避できますのでおススメです。
ケースバイケースというシリーズのガラスケージがあります。
非常に高機能なケージで、ハムスター飼育にぴったりな構造になっています。
底に専用のパネルヒーターをサクッと差し込むだけで、床暖房にできたりと大変便利な機能がたくさんついています。
迷ったらこのケージを利用するのが良いでしょう。
デメリットは少々高いことと、立て付けがあまり良くないというところでしょうか。
トイレを固定できない
ハムスターは一般的にはトイレのしつけを行う事は簡単です。
しかしロボロフスキーハムスターの場合はどこででも糞尿をしてしまうちょっと厄介な特徴があるのです。
ストレスを受けやすい
ロボロフスキーハムスターはとても臆病ですので、触られるのもとても嫌いな性格です。
ハムスターの中でも特に触られるのを嫌がりますので、むやみやたらに触ることはストレスになってしまいます。
ストレスは寿命を縮めてしまいますので、接し方には特に注意が必要です。
観賞用と割り切って飼育する
そもそも人に懐かないと言われていますから、スキンシップを取りたいと思っているのであればおススメできないハムスターです。
観賞用として割り切って飼育する方がロボロフスキーハムスターの飼育に関しては合っているのかなと思います。
オスとメスの判別が難しい?
体も小さく、オスとメスの判別が難しい事でも知られています。
ペットショップの店員さんでも判別を間違うことがあるとの事で、購入する際にはちょっと注意が必要ですね。
ちなみにオスよりもメスの方が性格が荒いと言われており、一緒に飼育すると相性が良くない場合にオスがメスに噛み殺されてしまうといったケースもあるようです。
ロボロフスキーハムスターの値段の相場は?
小さいながらも値段はちょっと高めである事が多いです。
ジャンガリアンハムスターなら500円くらいで販売されていますし、ゴールデンハムスターは1,000円くらいから販売されています。
ロボロフスキーハムスターは2,000円くらいのところも多いですが、高い場合だともっとするかもしれません。
情報によると8,000円や10,000円くらいしたという場合もあるようですね。
上級者向けのハムスターという事もあって高価な印象ですね。
まとめ
ロボロフスキーハムスターは世界最小のハムスターで、とても好奇心旺盛ながらも臆病な性格をしています。
複数匹飼っていてもケンカをする確率がとても低く、多頭飼いに向いている特徴があります。
懐くことはほとんどないですので、スキンシップを求めるのでなく観賞用として割り切って飼育するのであれば楽しめるハムスターです。
クセが強いですので初心者には飼育が難しく、上級者向けのハムスターだと言えるでしょう。
ペットとして人気がある、ジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスター、その他のハムスターに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。