
ロシアンブルーと聞くと、どのような印象を思っていますか?一番の特徴と言えば見た目でしょうか。
きれいな毛並みの良いブルーの毛色でしょうか。
またはスレンダーな美しい体型でしょうか。
いずれにせよ、ロシアンブルーはどこか気品があって、高貴な印象がある猫なのではないでしょうか。
そんなロシアンブルーですが、性格は見た目とは違って意外と凶暴な性格をしている、という声もあるのです。
果たしてそれは本当なのでしょうか。そこで今回はロシアンブルーの特徴や性格について詳しく調べてまとめてみました。
目次
ロシアンブルーってどんな猫?
ロシアンブルーはもともとロシア原産の猫で、1860年代にヨーロッパに入ってきたと言われています。
しかし第二次世界大戦後に数が激減し、一時は絶滅が懸念されたこともあるくらいです。
その後シャム猫と交配され、さらにイギリスに原生していたロシアンブルーと交配を繰り返されることで絶滅危機を回避、現在のロシアンブルーの姿に定着したとされています。
最大の特徴はスッとしたスリムでスレンダーな体型と、美しいブルーの毛色ですね。
こうした見た目の美しさから人気が高い猫になっているのです。
目がきれいである
ロシアンブルーと言えば、目もとてもきれいです。
エメラルドグリーン色のきれいな目を持っているのですが、子猫の場合はそうではなく、ではなく、大人になるにつれてきれいなエメラルドグリーン色になっていくようですね。
日本では数が少ない
ロシアンブルーは気品があり、高貴な印象からか日本ではあまり流通量が多くなく、数が少ないとされています。
ブリーダーの数が少ないのも要因の一つでしょう。
数が少ないので大変希少価値の高い猫であり、高価になっています。
ロシアンブルーの3つのタイプ
ロシアンブルーは3つのタイプに分類されます。
ショータイプ
ショーなどに出されるような美しい姿をしている種類です。
いくら美しくても飼い主に従順でない猫はショータイプに分類される事がなく、選び抜かれた猫だけがこのタイプに分類されます。
ブリーディングタイプ
ショータイプほどの優秀さはないけれど、外見がそれに匹敵するくらいに美しかったり、血統が良い猫がこのタイプに分類されます。
優秀なロシアンブルーを積極的にブリードするために飼われる猫がこれに分類されます。
ペットタイプ
繁殖目的ではない、一般的に家庭で飼育されるロシアンブルーがこれに分類されます。
ほとんどのロシアンブルーはこれに当てはまらないようですね。
またペットタイプのロシアンブルーは繁殖してはいけないことになっています。
理由はロシアンブルーの純血種の質をおとさないようにするためであり、去勢手術をするなどして安心して飼育できるタイプのロシアンブルーになります。
ペットタイプとはいっても、ロシアンブルーはどれも皆きれいないでたちをしています。
被毛が多く暑さに弱い
ロシアンブルーは美しいブルーの毛が特徴的ですね。この被毛は結構多くて、夏にはとても暑苦しいものとなります。
その分寒さにはある程度強いという特徴にもなるのですが、夏場の暑さ対悪はしっかりとしてあげる必要がありますね。
また被毛が多いという事で、ブラッシングをしてあげることも欠かせません。毛のお手入れには特に気を配ってあげたいところですね。
ロシアンブルーの性格は?
さて、そんな気品のあるロシアンブルーの性格はどうなのでしょうか。一つずつ見ていきたいと思います。
ほとんど鳴かず大人しい
ロシアンブルーは別名「ボイスレスキャット」と呼ばれているほど鳴くことがない猫として知られています。
子猫の頃はさすがにニャーニャー鳴くことも多いです。
しかし大人になって落ち着くとほとんど鳴くことがありません。
鳴かないという事は一人暮らしの人がアパートやマンションで飼う場合にも飼いやすいと言えるのではないでしょうか。
また鳴かないという事は、大人しい性格であるとも言えますね。
運動が好き
とても運動が好きで活発な性格をしています。
良く動き、運動をすることでスリムな体型を維持している、というわけですね。
運動量が少なうなると、猫にもストレスになってしまいます。
飼う場合はしっかりと運動ができる環境を用意してあげたいところですね。
犬に似て飼い主に忠実
猫は一般的に主従関係を持たずに、自由気ままというイメージがありますね。
しかしロシアンブルーはちょっと違うようです。
なんと飼い主に忠実で、まるで犬のような性格であると言われているのです。
ツンデレ
また「ツンデレ」であるとも言われています。
飼い主に対してはすり寄ってくるくらい懐っこいのですが、他人になれば人見知りをするくらい極端な性格です。
当然飼い始めたころは飼い主に対しても冷たい感じなのですが、飼っているうちに次第に心を開いてくれてよく懐いてくれるようになります。
オスとメスの性格の違い
オスとメスでやや性格にも違いがあると言われています。
オスの方がより飼い主に従順で忠実である猫が多く、オスの方が簡単に懐いてくれるような印象があります。
一方メスはというと、オスとは違ってよりツンデレ傾向にあるようですね。
ちょっと扱いにくい・・という点がなんとなくメスっぽいというか、そんな感じがしませんか?(笑)
ロシアンブルーは凶暴!?
ロシアンブルーは凶暴である、という意見も多々あるようですね。
実際にはロシアンブルーは大人しくて飼い主に忠実な性格なのですが、すべてがそうであるとは言い切れないようですね。
これには個体差というものがあるのでしょう。
今までなんともなかったのに、ある日から突然噛み癖が悪くなってしまって、撫でるだけで噛みついてくるようになったという声もあります。
ロシアンブルーにも色々な性格があるようです。
図太い性格の子もいれば、臆病な子もいるのです。特に臆病で警戒心の強い子の場合は、ちょっとしたことで噛みついてくることもあります。
一般的には大人しいロシアンブルーとは言え、すべてがそうであるとは思わない方が良いようですね。
しかしこれはロシアンブルーだからそうである、とは言えません。
これは他の種類の猫にも言えることですし、他の動物にだって当てはまることかと思います。
ロシアンブルーを飼うのに向いている人とは?
では、ロシアンブルーの性格を踏まえた上で、飼うのに適した人とはどういう人なのかをか見ていきたいと思います。
ロシアンブルーは大人しい性格ですし、あまり鳴かないことからアパートやマンションでの一人暮らしの人にもおススメです。
またお年寄りなどずっと一緒にいて構ってあげられる人は飼い主に向いていると言えます。
ロシアンブルーはとても寂しがり屋でもあります。
一緒に遊んでたくさん運動もしなければスリムな体型を維持することができずにストレスが溜まってしまいます。
あまり、というか滅多に家にいないような人には向かないかもしれませんね。
以上の事から一人暮らしやお年寄りの人、または集合住宅にお住まいの方にも飼いやすい猫だと言えるでしょう。
ロシアンブルーの抜け毛対策
ロシアンブルーの抜け毛対策に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ロシアンブルーの値段
ロシアンブルーの値段に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
ロシアンブルーはとても気品がある美しい姿をしています。性格も大人しい子が多く、飼い主にも忠実な飼いやすいですが、中には臆病で警戒心が強い猫もいます。
そういった猫は噛みついてくるなど凶暴な一面も持ち合わせています。
また繁殖期のメスは特に噛みついたりとやや凶暴な性格になると言われていますので覚えておきましょう。
凶暴になるかどうかは、実際にその猫の個性によるものも大きいのです。
ロシアンブルーだからすべて忠実で大人しいとうわけではないということです。
ロシアンブルーの性格の特徴をしっかりと抑えて、上手に向き合っていきたいですね。