ゼブラマウスというネズミをご存知でしょうか。
「ゼブラ」っていうくらいなんだから、シマウマみたいな縞模様があるんじゃないの?
っと思う人も多い事だと思います。
・・・はい、その通りですね(笑)
今回はちょっと珍しいゼブラマウスについて、その飼育方法や生態なども併せてご紹介していこうと思います。
目次
ゼブラマウスとは?
ゼブラマウスは、別名「シマクサマウス」とも呼ばれており、こちらが正式な和名だという事になっています。
他にも「ウリボウマウス」などとも呼ばれており、その名の通り体に走る縞模様がトレードマークのネズミです。
確かにウりボウに似ていますよね。私は初めてゼブラマウスを見た時、「何これ、シマリスかっ!?」とか思ってしまいました(笑)
ちなみにお腹の部分は白い色をしており、縞模様はありません。
大きさは体長10㎝前後で、体重も平均して30グラム前後しかありません。
ゼブラマウスの生息地は?
モロッコやチュニジア、アルジェリアなどに分布しています。
生息地は多岐にわたり、サバンナや低木林にも生息している傾向にあるようです。
昼行性か夜行性か
ネズミらしく夜行性だという事になっていますが、ゼブラマウスに関しては比較的日中にも活動する事があるようです。
もし飼育する場合、日中は家にいる事が多いという人には特におススメできるネズミなのかもしれませんね。
とはいえ、そこはやはりネズミですので、早朝や夕暮れ時に活動することが多いようですね。
単独行動?
ゼブラマウスの群れが多数確認されていますが、基本的に繁殖期に群れを形成するようですね。
通常は単独で行動している事が多いということです。
一般的にネズミと言えば単独行動ですので、一匹を愛でるような飼い方が適しているとも言えます。
ゼブラマウスの性格は?
縄張り意識が強い個体が存在する、というのが注意点です。
多頭飼いする場合は、ケンカにならないように考慮する必要があります。
特にオス同意の縄張り争いは時には相手を大ケガさせてしまう事があるくらい激しいものがあります。
小さな子供のうちは、みんな一緒に固まって生活していますが、成長するにつれ次第に縄張り意識が芽生えてきますので、よく観察し、ケンカが始まると早々に別のケージに分ける必要があります。
ゼブラマウスの寿命は?
寿命に関しては、飼育下と野生下では全く異なるようです。
サバンナで暮らすネズミですので、天敵となる動物も多く生息しており、野生下で生きられるのは6か月くらいと言われているようですね。
しかし安全な飼育下ですと、何と4年~6年もの長い間生きる事が分かっています。
2年くらいしか生きないハムスターと比べても、やはり長いですよね。
飼育する場合は、意外と長生きだという事を理化したうえで飼育することが望ましいですね。
背中の縞模様は、こうした天敵から身を隠すための保護色の役割を担っているのですね。
ゼブラマウスの値段は?
輸入規制がされてから、ゼブラマウスの値段は高騰しているようですね。
どこで購入しても一万円くらいはすると思っておいて良いかもしれませんね。
私の近所のペットショップで販売されているゼブラマウスは13,800円でした。
ネズミにしてはちょっと高い・・のかも?
ゼブラマウスの飼育方法
まずは必要となるものを揃えましょう。
飼育ケース
飼育ケースは、ある程度動けるくらいのスペースがあれば、小さなものでも構いません。
というのも、ゼブラマウスの性格が、「狭い場所を好む傾向がある」ためです。
広い場所だと天敵に狙われる、等で落ち着かないのでしょうかね?(笑)
しかし多頭飼いする場合は、少し大き目なケースが必要になりますね。
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餌
野生下での餌は、木の葉や根、木の実などを主に主食として食べていますが、小さな昆虫も食べるようです。
つまりは雑食性ですね。
飼育下では、ネズミ用の餌がたくさん販売されていますので、特に困ることはないはずです。
ハムスターの餌など、今では本当にたくさんの餌がありますので、色々試して最も食いつきの良い餌を選んで与えれば良いでしょう。
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床材
床材も市販のものがたくさん販売されています。
ただし、市販の床材には広葉樹のものと針葉樹のものがある、というのが注意点です。
針葉樹のものは、場合によってはアレルギー反応を引き起こすことがあるとの報告があります。
できれば安全だと言われている「広葉樹」の床材を使用する方が良いでしょう。
代表的な広葉樹の床材には、「白樺」などがあります。
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回し車
狭い環境での飼育になりがちな場合には、運動不足解消のため、回し車を設置するのは基本中の基本です。
市販の回し車には色んなものがありますが、安全性を考慮したものを選んで使用するのが良いでしょう。
もしも回してくれない、という場合は撤去してしまうのも良いでしょう。
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ゼブラマウスの繁殖
繁殖に関してですが、ゼブラマウスは繁殖力がとても強いネズミです。
一度に10匹もの子供を産むこともあるそうで、平均して5匹~6匹の子供をコンスタントに産みます。
一度増え出すと、一気に増えていくのはハツカネズミと同様ですので、その点注意が必要です。
子ネズミは成熟するのにおよそ2か月かかり、親と同じ大きさまで成長するには5ヶ月かかります。
子ネズミは可愛いですが、決して触らないようにしましょう。
触って人間のにニオイが付いてしますと、親ネズミが子育てを放棄してしまう可能性が極めて高くなります。
しばらく見守り、ある程度大きくなって親と同じ餌を食べだしたころからスキンシップを取るのが良いでしょう。
まとめ
ゼブラマウスは別名シマクサマウスという名前で販売されていることもある、ちょっと珍しいネズミです。
見た目は縞模様があり、とても可愛い容姿をしていますのでペットとして人気がありますが、やや高価な印象です。
飼育自体はハムスターなどと同じように飼う事が出来るため比較的容易です。
しかし縄張り意識が強い個体が稀にいますので、そういった場合に対処ができるように飼育環境を整えておくことも忘れないようにしましょう。
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