ベタを飼育する上で、やはり気になるのは「水槽のお掃除」ではないでしょうか。
ベタに限らず、熱帯魚の飼育において水槽の定期的な清掃は避けては通れないものですよね。
そんなベタの水槽清掃に活躍してくれる、水槽のお掃除屋さんとして有名なコリドラスという魚がいます。
今回はそんなコリドラスとはどういう魚なのか、またベタとの混泳は可能なのか。
はたまたコリドラス導入の際の注意点についても、詳しく調べてまとめてみました。
コリドラスとは?
南米に生息するナマズの仲間で流れのゆるいきれいな水を好みます。
熱帯魚の世界では有名な魚で人気があります。他の熱帯魚と違って水槽の底の部分にいることが多く(種類によります)、他の魚が食べ残したエサを食べるので『水槽のお掃除屋さん』と呼ばれています。
そして性格が大人しいのでよく他の魚と混泳に使われることが多い魚です。
とても可愛い魚ですが少し注意することもあります。
コリドラスは種類によってはヒレの棘に毒を持つものがいて、刺されるとヒリヒリして痛くなります。
なるべく素手で触らないようにしましょう。
そして、この魚は大食漢なのでたくさん食べるとその分たくさん糞をしますので水が汚れないように注意が必要です。
ベタとコリドラスは混泳できる?
一般的にはコリドラスは性格が大人しいため多くの魚と混泳できることから、ベタのと混泳も可能だと言われています。
実際熱帯魚屋さんでも混泳させているお店もあるほどです。
ですが、混泳はオススメしないという意見も少なくありません。
コリドラスは底の方を泳ぐ魚でしかもエサをたくさん食べる魚ですが、上の方を泳いでいる魚にエサを取られてしまうので、下手をすると餓死してしまうことがあるからです。
コリドラス用のエサを別に与えても、そのエサを他の魚に食べられてしまうこともあるのです。
混泳させる場合の注意点は?
ベタと混泳させる場合は気をつけることがあります。
ベタは個体によっては種類の異なる魚に対しても威嚇や攻撃をすることがあるので、隠れる場所を作ってあげる必要があります。
それでもダメな時は混泳を諦めて別々に飼育しましょう。
また、コリドラス用のエサ(タブレット型)を用意してコリドラスがお腹を空かせないようにしてあげましょう。
その他ベタと混泳できる魚は?
ベタは他の種類の魚には興味を持たないとよく言われますが、それも個体の性格によります。
コリドラス以外にもテトラ、グッピー、エンゼルフィッシュ、オトシンなどと混泳を成功させた例もあります。
しかしできればグッピーのようなヒレが大きいものは、同種と勘違いして攻撃をしてしまうことがあるので混泳は避けた方が良いでしょう。
逆にベタはヒレが大きい故に、他の魚に齧られたりする可能性もありますので注意が必要です。
またショップで若い頃から他の魚と混泳された状態で育てられたベタは比較的混泳に向いているのでそのような個体を購入するのも一つの手段です。
ベタとエビの混泳について
エビを入れたらベタに食べられてしまったなんて言うこともあるくらいですから、エビの混泳の場合にも注意したいところです。
お掃除屋さんのエビの場合は「ミナミヌマエビ」、「ヤマトヌマエビ」が有名どころですが、ミナミヌマエビはヤマトヌマエビに比べて小型で、ベタにとっては食料として見なされてしまう可能性が高いです。
ヤマトヌマエビの場合はそういったこともなく、どちらかというとヤマトヌマエビの方が安心して混泳させることができますよ。
まとめ
ベタは他の魚との混泳が難しい魚です。
まずベタのオス同士は絶対に混泳させてはいけません。
攻撃してあっという間に殺されてしまいます。
オスとメスでも喧嘩をする場合は混泳はできませんし、他の種類の魚でも同様に混泳は慎重に行いましょう。
ベタは個体の性格によって混泳ができるものとそうでないものに分かれます。
いきなり同じ水槽に入れると失敗をする可能性がありますので、まずは間仕切りなどをして様子を見ながら徐々に混泳させるようにした方が良いです。
基本的にベタは単体で飼育するのが一番良いのがも知れませんね。
ベタに関する記事
ベタに関する事は、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください