私たちが病気にかかるように、ベタももちろん病気にかかります。
ベタの掛かりやすい病気と言っても様々です。
病気にかかったベタは、基本的に治療することが難しいと思った方が良いでしょう。
もちろん病気によっては治療が可能な場合もありますが、それでも完治させるのはかなり困難な事も多いものです。
そこで今回は、ベタが掛かりやすい病気や、病気になってしまう原因、対策方法など詳しく調べてまとめてみました。
白点病
白点病は体に白い点ができる病気で繊毛虫という小さい虫が寄生することによって起こります。
エラに着くと呼吸困難になる可能性もあります。
痒くなるので体を擦りつけたりしていたらこの病気に感染しているかも知れません。
治療法としましては、グリーンFゴールドまたはメチレンブルーという薬を使って薬浴させることで治療をするのが一般的です。
この虫は低温を好むので28度~30度くらいの水温にするとよくなることもあります。
温度をあげる時は魚の様子を見ながら少しずつ時間をかけて上げていきましょう。
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腹水病
お腹がパンパンに膨れ上がる病気で、まるでお腹にビー玉でも入ってるかのように見えます。
この病気はエロモナス菌の感染が原因で起こります。
対処法としまして、グリーンFゴールドという薬を使う方法と、純ココア(砂糖やミルクの入っていないもの)を5g程度溶かして入れる『ココア浴』というもので治療します。
またネオプロスという餌を与えるとこの病気の予防に効果的のようです。
穴あき病
非運動性エロモナス菌の感染によって起こる病気です。
鱗の一部が膨らみ充血して、やがて剥がれます。
剥がれたところが感染症を起こすこともあるので注意が必要です。
原因としては水質の悪化や外傷によるものなどがあります。
対処法としては、炎症を起こした鱗は専用のピンセットで剥がします。
そしてグリーンFゴールドで薬浴します。
白点病と同様に水温を28度~30度まで上げるのも対処方法としては有効だと言えます。
松かさ病
ウロコが松ぼっくりのかさのように開いてしまう病気です。
これは結構厄介な病気で、完治するのは難しいとも言われています。
これも主にエロモナス・ハイドロフィラという細菌が原因で、水質の悪化などが要因としてかかる病気だと言われています。
またストレスを受けている場合にもかかりやすいようですね。
飼育環境の改善で良くなることもあるようですが、かからないように予防する方が賢明だと言えます。
放っておくと食欲低下、内臓疾患になって死んでしまいます。
エピスチリス病
通称ツリガネ虫病とも言い、エピスチリスが寄生ウロコやヒレに白点ができ広がると水カビのようになります。
次第に充血してウロコが剥がれて潰瘍になり二次感染を起こして死んでしまうことがあります。
早めにグリーンFゴールドなどで薬浴して治療しましょう。
尾ぐされ病
カラムナリス菌の感染によって起こる病気で初期段階では尾ビレが赤く充血し、その後次第に先端部から白く変色します。
放置すると全体に広がり死に至りますので、可能な限り早い対処が必要だと言えます。
水質の悪化や外傷などが原因となります。グリーンFゴールドなどで薬浴して治療します。
まとめ
ベタだけでなく熱帯魚には様々な病気があります。
判断が難しい場合もありますので、その場合はショップや詳しい方に見てもらうと良いでしょう。
間違った判断で悪化させないように気をつけましょう。
また、薬を使用する時は必ず説明をよく読み正しい用法・容量を守ってください。
薬で治療するのももちろん大事ですが、一番大事なことは「病気にならないように日頃から水質などの飼育環境を良い状態に保つこと」です。
予防は最大の対策という事ですね。
ベタに関する記事
ベタに関する事は、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。