シマリス

シマリスをペットショップで見かけて、ペットにしてみたい!と思う人が多いと言います。

実際にシマリスは、その見た目の可愛さから、ペットにできたら嬉しい動物の一つですよね。

しかし一方で、シマリスはペットにしてはいけない、という情報もあると言います。

これはどういう事なのでしょうか。

今回は、そんなシマリスについて、ペットにしてはいけないと言われている理由についてご紹介していきたいと思います。

シマリスをペットにしてみたい人には必見の情報ですよ!

 

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シマリスは飼育してはいけない!?

よく勘違いされている情報として、「シマリスは飼育してはいけない動物」だという認識があるようですね。

しかしこれは完全に間違った情報です。

そうでなければ、ペットショップにシマリスが出回ることなんてありませんよね?

ですのでシマリスはペットにできる小動物です。

ちなみにシマリスが飼育できるかどうか、については以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

ただし注意点があります。

現在日本中でペットとして出回っているシマリスは、中国からペット用に輸入されてきた個体たちです。

彼らはチュウゴクシマリスと呼ばれており、日本の在来の種類ではないのです。

ちなみに、日本在来種としては、北海道にのみ生息しているエゾシマリスがいます。

しかしエゾシマリスは天然記念物に指定されている動物のため、捕獲や飼育が禁止されています。

ですのでエゾシマリスを捕まえて飼育しようとは思わないでくださいね。

 

特定外来生物としてのシマリス

また、本州以南で野生のシマリスを見かけた!というようなことがあるかもしれません。

しかしそれは残念ながら日本の固有種であるエゾシマリスではなく、ペットとして輸入されてきたチュウゴクシマリスチョウセンシマリスです。

飼いきれなくなった飼い主たちが捨てたり、うっかりと逃がしてしまったりすることが良くあるというのがシマリス飼育の中での大きな問題になっているのです。

このような理由から、ペット用として輸入されているシマリスは「特定外来生物」に指定されています。

特定外来生物とは簡単に言うと、

「外国から入ってきた動物たちの中で、逃げたり捨てられたりして野生化し、もともと日本に住んでいた日本固有種の動物たちのをはじめ、植物たちも含めた生態系を狂わせてしまう可能性がある生物たちの事」です。

シマリスも実はこうした特定外来生物の一種になってしまっています。

ですのでシマリスを飼育する場合は、絶対に捨てたりしないようにしたいものです。

また捨てないにしろ、うっかり逃げてしまわないように細心の注意を払う事も、飼い主として果たす義務の一つと言えるでしょう。

 

シマリスは飼ってはいけない動物ベスト1!?

何かの番組でペットについての特集がありました。

それによると、ペットにすべき動物、とペットにすべきではない動物がランク付けで紹介されているというものでした。

それによると、ペットにしやすい動物は「犬」、「猫」が上位にランクイン。

それ以外では以外にも「リクガメ」がランクインしていました。

そして反対に、ペットにすべきではない動物として1位にランクイン(!?)していたのが、なんとシマリスだったのです。

ではどうしてペットにしてはいけないとまで言われてしまうのでしょうか。

それにはそれなりの理由があるはず。

そこでシマリス飼育における難しいポイントなどを考えてみたいと思います。

 

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シマリスは懐かない!?

シマリスはペットとして市場が出来上がっているものの、ペットとしての歴史は浅く、まだまだ野性味を強く残した動物である事はいうまでもありません。

ですから、シマリスが懐くかどうかは保証できないのです。

実際には懐くシマリスもいるのですが、まったく懐かないシマリスもたくさんいるという事ですね。

私たち人間にもいろんな性格の人がいるのと同じで、シマリスにもいろんな性格の個体がいるのです。

お迎えしたシマリスが飼い主に懐くかどうかは、その個体を実際に飼ってみない事にはわからないというわけですね。

懐かない場合だとショックを受けて逃がしてしまったりする人がいるのは悲しいことですね。

 

シマリスはトイレを覚えない

犬や猫はトイレを覚えるのは当たり前の事ですよね。

もちろん教えた場合は、という事になりますが。

しかしシマリスは「トイレを覚える」という習性はありません。

実際にはトイレはココだ、とシマリス自身で決めることはあるのですが、飼い主の意図と反した場所でおしっこをする事は良くあることです。

こういった理由からもペットに向かないと考えられるのかもしれませんね。

 

シマリスは凶暴化する!?

シマリスは突然凶暴化する、という事をご存知でしょうか。

ウソだ!?と思った人も多い事ではないでしょうか。

しかしこれは悲しい事に「事実」なのです。

正確に言うと、「シマリスは秋から翌年の春先にかけて凶暴化する」というものです。

これに関する詳しい理由は良く分かっていませんが、私たちとしては「そういうものなんだ」と割り切って付き合っていかなければいけません。

突然シマリスが凶暴化し、ショックを受け、お世話ができなくなってしまって捨ててしまう飼い主も多いようです。

もちろんこのような事実を、ペットショップの店員さんが教えてくれる事はほぼ無いと言っても良いでしょう。

こういった事情をしっかり把握したうえでシマリスを飼育するべきかどうかを考えたいところです。

 

保温飼育が難しい!?

シマリスは冬の間は冬眠する動物です。

飼育下においても、そのままでは冬眠させることになります。

しかし、飼育下のシマリスに関して言えば、冬眠させないで飼育する方法が推奨されています。

冬眠させないためには「ペットヒーターで保温する必要がある」のです。

こういった設備投資であったり、ちゃんとした保温設備でないと冬を越すことができずに、そのまま死亡してしまう可能性も高いのです。

今朝まで元気だったのに夜に突然死んでしまっていた!なんてケースもよくあります。

実は私もこういう経験を持っています。

ですので、なるべく快適に冬を過ごすことができる環境設備を整える事も、シマリス飼育に関してはとても重要な事になるのです。

 

まとめ

いかがでしょうか。

シマリスがペットに向かないと言われる理由を4つまとめてみましょう。

シマリスがペットの向かない理由4つ
  1. 懐くかどうかわからない
  2. トイレを覚えない事が多い
  3. 突然凶暴化する
  4. 冬は冬眠させないために保温が必要

シマリスを飼育してみたい!と思ったら、こういったポイントを理解してから飼育するようにしたいですね。

 

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