突然ですが、シマリスが凶暴化するという事をご存知ですか?
シマリスはとても可愛らしくて愛嬌のある動物です。
しかしそんな見た目とは裏腹に、突然凶暴化し、私たち人間に襲い掛かってくる事もあるのです。
今回はそんなシマリスの凶暴化について、その原因と、凶暴化してしまった場合の対策法も併せてご紹介していきたいと思います。
シマリスが凶暴化する時期はいつ?
シマリスが凶暴になる時期は、その多くの場合が「秋から翌年の春先にかけて」になります。
基本的にその時期以外のシマリスは大人しく、お世話もしやすいです。
また、必ずしもその時期になると凶暴化するというわけではなく、まったく凶暴化しないシマリスもいるのも事実です。
そして多くの場合、春先に暖かくなってくると凶暴化したシマリスは元の大人しいシマリスに戻ります。
がしかし、稀に凶暴化したまま元に戻らないシマリスも存在するようです。
シマリスが凶暴化することを「シマリスのタイガー化」や「タイガー」と呼ばれることもあります。
凶暴化は有名な話?
シマリスの凶暴化は有名なのでしょうか。
実際には「シマリス飼育者の間ではとても有名な話」だという事ができます。
シマリスを飼ったことがない人や、これから初めて飼おうかと考えている人は、全く知らないという事が大半だと思います。
ペットショップの店員さんもこの事に関して知らない人がいるようです。
実際に私も店員さんに訊いたことがありますが、はぐらかされてしまいました。(笑)
知っていて教えたくなかったのか、そもそも知らなかったのか良く分かりませんが、ペットショップでも詳しく教えてくれるという事は無いように感じました。
そりゃあ、シマリスを販売する立場のペットショップからすると、そんな話をすれば購入を見送りたくもなるでしょうし、無理もありませんね。
凶暴化する理由とは!?
シマリスが凶暴になる理由については、実は詳しい事は分かっていませんが、おそらくこうであろうという憶測ならあります。
シマリスは秋になると冬の冬眠に備えて餌を集めて溜め込むという習性があります。
シマリスにとって餌の少ない冬に向けて餌を集めることは、命に係わる重大な仕事になります。
もちろんそんな餌を他のシマリスに横取りされでもすれば、死活問題になります。
そのため、この時期(秋から冬)になると、突然他のシマリスや動物を敵とみなし、突然攻撃するようになるという考え方です。
春に再び暖かくなり、豊富な餌が得られるようになると穏やかなシマリスに戻るというのも、この理論なら頷けます。
凶暴になってしまったら?
凶暴化するのを防ぐことができればそれに越したことは無いのですが、そんな事はできないと思ってよいでしょう。
凶暴化してしまったら、できるだけ刺激を与えずにそっとしておいてあげるのが良いです。
餌やりや日々のお世話は、シマリスが寝入った後などにコソッと行うなど工夫すればそれほど問題ないでしょう。
また、下手にちょっかいを出すと噛まれて大ケガをする恐れもありますから、くれぐれも気を付けましょう。
凶暴化対策
シマリスは縄張り意識が強い動物です。
凶暴化した場合も、縄張りに侵入してきた他のシマリスを激しく攻撃したりします。
シマリスにとっての縄張りとは、普段過ごしているケージの中になります。
つまり飼い主である人間がケージに近づいたりすれば攻撃する傾向が強いので、ケージにちょっかいさえ出さなければOKです。
しかし、放し飼いにでもしている場合には話は違ってきます。
部屋に放した状態だと、その部屋自体を自分の縄張りだと認識し、襲ってくるようになりますので注意が必要です。
大抵の場合、ケージ内だけでの飼育になるでしょうから、この点に関しては問題ないでしょう。
まとめ
シマリスが凶暴化するのは、そういう習性があるからであり、私たち飼い主がどうにかして止められるものでもありません。
凶暴化すれば、また大人しいリスに戻るのを待つ他ないという事です。
凶暴化してしまったら、なるべく刺激を与えないようにそっとしておき、日々のお世話はシマリスが寝たすきを見計らって行うようにしましょう。