オシキャットと呼ばれている猫がいるのをご存知ですか?

オシキャットと聞いてもいまいちピンとこない人もきっと多い事だろうと思います。

そこで今回はオシキャットと呼ばれる猫種の特徴や性格、また販売されている価格についても詳しく調べてまとめてみました。

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オシキャットの起源は?

 

オシキャットは「アビシニアン」という猫種と「シャム猫」という猫種を交配させ、アビシニアンの持つポイントカラーを受け継いだシャム猫を作り出そうとした事が誕生の起源であると言われています。

誕生したのは1960年代のアメリカ、バージニア州で、とあるブリーダーがアビシニアンのポイントカラーをシャム猫に持たせたいという想いから交配されました。

そこで誕生した子猫はアビシニアンの特徴を強く受け継いだ子猫たちであったらしいです。

 

しかし中にはきれいな斑点模様を持って生まれてきた子猫もいたとのことで、この特徴をもっとはっきりと出したい!という事になり、今度はアメリカンショートヘアと交配されることになります。

 

その結果、ベンガルに代表されるようなくっきりとした美しいヒョウ柄を持つ「オシキャット」が誕生することになったというわけですね。

色々と考えられて、二代に渡って交配され誕生した、まさに人工的に生まれてきた猫種なのです。

ちなみにアビシニアン、シャム猫、アメリカンショートヘアについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

オシキャットの特徴

なんといっても美しい野性味あふれるヒョウ柄が特徴的ですよね。

体つきも筋肉質でがっしりとした体をしています。

耳と目は大きく、目はアーモンド形をしており、キリッとした格好いい形をしています。

 

また「オシキャット」という名前の由来ですが、これは「オセロット」と呼ばれているヤマネコに模様が似ていることに由来します。

「オシ」という呼び名で親しまれ、そのうちオシキャットという名前になったという事です。

 

オシキャットとベンガルの違いは?

オシキャットにはベンガルのような、ワイルドなヒョウ柄があります。

この2種類の猫を比べてみると外見上はよく似ていると思いますよね。しかしこの2種には決定的な違いがあるのです。

まずベンガルですが、この猫種は「アジアンレパード」呼ばれるヤマネコと、イエネコとの交配を繰り返されて誕生したヤマネコの血が入っている猫種になります。

一方オシキャットは、一見同じようなワイルドな外見をしていますが、ベンガルのようにヤマネコの血は一切入っていないという決定的な違いがあるのです。

またベンガル猫については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

オシキャットの寿命

オシキャットの寿命は10年~15年くらいだとされています。

一般的な猫の寿命は15年くらいですから、それを考えるとやや短いのかな?と思える寿命ですよね。

しかしこれはあくまでも目安にしかなりません。

実際の猫の寿命は、飼育している環境や食べている餌によって大きく左右されますから、必ずしも短いとは言い切れないのです。

せっかく飼育するのであれば、より良い飼育環境で、上手に長く飼ってあげたいですね。

 

オシキャットの大きさ

オスの場合で5㎏~7㎏程度、メスの場合だと3㎏~6㎏くらいが平均体重になります。

一般的な猫の平均体重と比較すると、やや重たいくらいかな?といったところですね。

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オシキャットの性格は?

それではオシキャットの性格について見ていきましょう。

見た目のようなワイルドな性格なのでしょうか。

 

まるで犬のような猫である

オシキャットは時折、「猫の皮をかぶった犬である」や「犬の魂が猫の体に入っているのでは?」とも言われるくらい、まるで犬のような性格をしていると言われます。

実はオシキャットはとても社交的な性格で、人にもとても懐きやすい猫種でもあります。

ですので犬のように「投げたおもちゃを拾ってくる」などの遊びもできますし、呼ばれたら返事をすることもできるくらいにとても頭の良い猫なのです。

 

多頭飼育にも向いている

猫と言えば「気まま」であったり、「自分勝手」などどうしても孤高であるイメージが強いかと思います。

しかしオシキャットになると話は別です。

なんとこの猫の場合は、「他の動物やペットとの共存がしやすい」というペットとしてとてもステータスが高い特徴があります。

他にペットがいたり、小さな子供がいる家庭であっても一緒に上手く暮らしていけるほど社交性が高いのです。

 

甘えん坊で寂しがり屋

猫と言えば気ままに一人で遊んだりといったイメージですが、オシキャットはとても甘えん坊な性格です。

飼い主と一緒に遊ぶことが大好きですので、積極的に一緒に遊んであげるようにしましょう。

またとても寂しがり屋な性格も併せ持っています。

飼い主にずっとくっついてベッタリ!なんて仔もいるくらいです。

構ってもらえない時間が長いとストレスになってしまったり、という話もよく耳にします。

ですので一人でお留守番・・となると、オシキャットには少々辛いかもしれないですね。

 

オシキャットの価格の相場は?

オシキャットはまだそれほど流通量が多い猫であるとは言えないところがあり、ペットショップでもあまり見かけないかもしれません。

ペットショップでの販売価格は、およそ10万円~20万円くらいの間が最も多いようです。

価格の幅はオシキャットの持つヒョウ柄模様がどれだけくっきり出ているか、またどれだけきれいか、さらにはどれだけ珍しい模様であるか、等といった様々な要因によって変わってきます。

 

オシキャットのブリーダー直販の価格は?

ペットショップで見つけられない場合には、オシキャットを専門的にブリードしているブリーダーを探してみましょう。

現在はインターネットも自分普及していますし、ブリーダーを探せるサイトも数多くあります。

オシキャットのブリーダーも結構たくさんいますから、身近で信愛できそうなブリーダーに連絡を取ってみましょう。

 

ブリーダーが育てているオシキャットの場合、大抵の場合何かしらのこだわりがあったり、品種として特に優れているとされる「ブリードタイプ」と呼ばれる個体である事も多いでしょう。

このような猫の場合、価格も30万円くらいにまで跳ね上がる事もあります。

しかし模様がきれいな、品種として優れているオシキャットを入手できるチャンスでもありますから、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

まとめ

オシキャットの特徴は大きく分けて2つあると言えますね。

一つはワイルドなヒョウ柄をもつ野性味あふれる姿です。

もうひとつは、そんな見た目とはかけ離れた、実際には優しく人懐こい性格であるというギャップですよね。

また猫らしからぬ「一人でいる事が苦手」な性格も、猫としては大変珍しい事でしょう。

 

社交性も高く懐きやすいため、飼い主と一緒に遊ぶことが大好きです。

オシキャットと上手に付き合っていく秘訣は2つ。

「とにかく一緒に遊んであげる事」と「寂しい思いをさせない事」ですね。

一般的な猫とはかけ離れた特徴や性格を持つオシキャット。

しっかりと性格を理解してあげた上で、上手に接してあげたいですね。