見ているだけでも可愛らしいシマリスの赤ちゃん。
大人のシマリスでも可愛いのに、赤ちゃんともなるとその可愛さは半端ないですね。
そんなシマリスベビーですが、飼育方法が特に難しい事でも有名なんです。
また、シマリスを馴らしたい、という場合にはシマリスを赤ちゃんの頃から飼育する方が馴れやすくなるという事実もあります。
今回はシマリスベビーを飼育する場合の、飼育方法や注意点などに焦点を当て、詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
シマリスベビーはいつ市場に出回るの?
シマリスの赤ちゃんが市場に出回る時期は毎年決まっています。
それは主にゴールデンウィークを前後とした春のみになります。
これはシマリスが春にのみ繁殖シーズンを迎えるという習性によるものです。
シマリスの赤ちゃんが欲しい!と思ったら、春にペットショップに行ってみましょう。
シマリスベビーの購入方法
シマリスベビーを購入する際には、注意すべきポイントがいくつかあります。
また将来懐くかどうかは、この購入段階で100%見極める事はできませんが、選ぶ際の指標ならあります。
シマリスベビーのお迎えのポイントに関しては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
シマリスベビー飼育に必要なもの
赤ちゃんシマリスに必要な飼育環境は、大人のリスとは大きく異なります。
赤ちゃんの時期にだけ使用するものもありますので、まずはベビー用に飼育用品を揃えましょう。
ケージ(飼育ケース)
まずは家ともなるケージに関してです。
赤ちゃんシマリスは大人のリスほど上下運動はしません。
というかできませんので、高さのあるケージは必要ありません。
むしろ小さめのケージを用意しましょう。
最初の頃は昆虫飼育用のプラケースでも大丈夫なくらいです。
とはいえ小動物ですので、昆虫用の大き目のプラケースが良いでしょう。
プラケースは保温性が良いので最適です。
フードポンプ
ミルクを飲ませるために必要になります。
ただし、本当に小さいベビーの間に限ります。
生後1か月も経つと、自分で皿などから飲むようになりますので、まだ自分で飲めない子リス用です。
注射器などがあれば代用することができます。
市販のものであれば、鳥用のフードポンプが売っていますので利用すると良いでしょう。
ヒーター
仔リスの飼育環境の適正温度は35℃前後です。
仔リスは、まだ自分で上手く体温調節ができません。
その為、兄弟たちと一ヵ所に集まって温め合っているのです。
当然お迎えした仔リスは1匹でしょうから、体が冷えないようにヒーターで温めてあげましょう。
ヒーターで扱いやすいのはシートタイプのパネルヒーターです。
自走温度調節機能が付いてるものもありますので、お手軽に導入できる点が良いですね。
ただし、パワーはあまり強くなく、使用環境によっては十分に温まらない可能性もあります。
ひよこ電球タイプのヒーターも有名ですが、球切れの心配もありますし、暑くなり過ぎる危険性も考えられます。
また直接触れてしまうと火傷の恐れもありますので、私はあまりおススメしません。
もしも導入される場合には、温度調節機能を付けるための「サーモスタット」や、火傷をしない為に設置に工夫を凝らす必要があると思います。
床材
床材はウッドチップを使うと良いですね。
大人のリスにもそのまま使えます。
市販のものを使わないのであれば、新聞紙などをシュレッダーにかけたものでも代用可能です。
市販のウッドチップには「広葉樹」と「針葉樹」のものがありますが、針葉樹のものは稀にアレルギー反応を起こすという情報もあります。
ベビー用には広葉樹のものを用意してあげる方が良いように思います。
おススメは白樺チップです。
餌
離乳前のシマリスベビーの餌は専らミルクになります。
ペット用ミルクを少しずつフードポンプを使って飲ませてあげましょう。
小さいうちは一日数時間おきに数回に分けて給餌が必要ですが、育ってくると一日に数回でOKになってきます。
1か月にもなると自分で飲むようにもなりますが、何度もチェックはした方が良いです。
離乳期の餌はミルクでふやかした、リス専用のペレットになります。
リス用に販売されているクッキーもミルクでふやかして与えてみて下さい、
2か月くらいまではこんな感じの離乳食を与えて、徐々に大人のリスの食事に慣れさせていきましょう。
免疫力が弱い
シマリスの赤ちゃんは免疫力が低いので、風邪を引いただけで死んでしまう事も良くあります。
ですから、餌と併せてサプリメントも与えておいた方が安心です。
腸内環境を整えるアリメペットや、ビタミンなどを補給してくれるマルチビタミンやヘルシーペットファインなど便利なものが販売されていますので、ぜひ活用しましょう。
ちなみにこういったサプリ関係の商品は、大人に成長したあとでも活用できます。
健康に飼育し続けるためにも与えておいて損はないですので、とてもおススメしています。
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まとめ
シマリスの赤ちゃんは春先に入手できますが、大人リスよりも飼育が難しく、初心者には向きません。
またベビー用に用意しなければならないものもありますし、飼育環境もそれ専用のものを用意しなければいけません。
また免疫力も高くないですので、体調管理には特に気を配ってあげる必要があります。
体長を崩さないように餌をしっかり食べさせて、サプリで栄養を補給し、しっかり保温も行って育ててあげましょう。