秋に鳴く虫の中でも、最も親しみやすい虫が「コオロギ」ではないでしょうか。

日本国内でもたくさんのコオロギが生息しており、ペットショップでも餌用コオロギとしていろんなコオロギが販売されています。

コオロギは愛玩動物としてだけではなく、爬虫類や両生類、小動物の餌用としても飼育されているんですね。

そんなコオロギですが、飼育しやすいコオロギはどの種類なのでしょうか。

また簡単に飼育するための方法とはどんな飼育方法なのでしょうか。

今回はコオロギの飼育方法について、詳しく調べてまとめてみました。

 

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コオロギの種類

コオロギはたくさん生息してますし、外国産のコオロギもペットショップなどで比較的容易に入手することができます。

日本で見られるコオロギには、エンマコオロギやミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギなどたくさんいますね。

それぞれのコオロギには違った特性があり、飼育環境もそれに合った環境を用意しなければなりません。

では、飼育が簡単なコオロギはどの種類なのでしょうか。

 

飼いやすいコオロギとは、

 

・乾燥に強い

・地上性である

・小さすぎないサイズである

 

このポイントを満たしたものです。

 

これらを満たす種類で、なおかつ簡単に採集可能なものはずばり、

エンマコオロギ

ですね。

 

日本全国どこにでもいるコオロギですし、乾燥にめっぽう強い特性があり、また国内でも最大サイズのコオロギで体長は4㎝にもなります。

大きすぎてちょっと気持ち悪い・・

と思う人もいるかもしれませんが、初めてコオロギを飼育するのであれば、なおさらエンマコオロギがおススメだと言えるでしょう。

 

エンマコオロギの鳴き声

エンマコオロギは「コロコロリー・・」ってな感じで鳴きます。

わりと可愛らしい鳴き声をしていますので、鳴く虫の中でもおススメですよ。

 

 

また、コオロギの鳴き方で気温が分かる、という面白い話もあります、

以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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コオロギの飼い方

コオロギの飼育方法について詳しく見ていきましょう。

必要なものから順番にご紹介します。

 

飼育ケース(プラケース)

飼育ケースは基本的になんでも構いません。

一般的な昆虫捕獲、飼育用のプラケースで問題ないでしょう。

大きさは飼うコオロギの数に合わせて選べばOKです。

最も小さいサイズのケースでは、5頭程度が良いでしょう。

オスは縄張り意識があり、たくさん鳴かせるために多くのオスを一緒のケースに入れると

共食いの原因にもなってしまいますので注意が必要です。

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コオロギは雑食性ですので、草や動物の死骸などを食べています。

しかし飼育下でこのような餌を準備するのは面倒というもの。

ペットショップにはコオロギの餌も販売されていますので、ぜひこちらを使用しましょう。

また、スズムシと同じように、ナスやキュウリなども食べますので併せて与えると良いでしょう。

ナスやキュウリを刺しておける、便利なグッズも販売されていますので、併せて一度チェックしてみて下さい。

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飼育マット

コオロギは地上凄で。産卵も土中に行いますので、飼育マットは安心なものを利用したいところです。

おススメはスズムシマットですね。

ペットショップでも容易に入手できますので、使わない手はありません。

いろんな種類がありますが、基本的にはどれを選んでも問題ないでしょう。

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隠れ家

コオロギが落ち着ける隠れ家となるものがあれば良いです。

植木鉢が割れたものを逆さまにしたものなど、何でも構いません。

卵用の段ボールでも大丈夫でしょう。

おしゃれに飼育したいなら、市販のものもありますので、チェックしてみて下さい。

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水分補給

コオロギにも水分補給が必要です。

餌としてナスやキュウリなどの水分が多い野菜を与えている場合は必要ない事もありますが、それでも水分補給できる場所を設けておく方が無難です。

水飲み場には水分をしっかりと含ませた脱脂綿や綿などを入れておくようにします、

そのまま直接飼育マットに直置きするのはよくありませんので、必ず小皿などに乗せておきましょう。

 

霧吹き

ちなみにケース内に植物を入れている場合には、霧吹きで湿り気を与えることでもある程度の水分供給はできます。

エンマコオロギは乾燥に強い種ですが、適度な湿気は必要ですので、毎日定期的に霧吹きはしてあげましょう。

ドボドボになるまで霧吹きするのはやりすぎですので注意が必要です。

 

繁殖

コオロギは繁殖させるのも比較的簡単です。

茎の中に卵を産むマツムシやカンタンなどに比べて、土中に産卵するコオロギは特に何もしなくても卵を産み付けてくれます。

産み付けられた卵は、休眠が必要です。

休眠を経て、厳しい冬にも耐えうる強い卵になるのです。

乾燥にもとても強いので、そのまま冬は屋外で保管しておいても大丈夫です。

しかしときどき霧吹きはしておきましょう。

そのまま春まで待ちこたえられれば、卵が孵化します。

孵化した幼虫はデリケートですので、霧吹きのし過ぎで溺れてしまわないように注意することも必要ですよ。

 

幼虫の餌

幼虫は成虫をそのまま小さくしたような容姿をしています。

餌も成虫と変わりませんが、小さい餌で十分です。

スズムシ用の粉の餌を与えておけば大丈夫です。

水分も成虫同様に、水分を含んだ脱脂綿を入れておきましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。

地上凄のエンマコオロギであれば、飼育はとても簡単ですね、

飼育するコオロギは丈夫で飼いやすいエンマコオロギを選べば、小学生にも簡単に飼育することができますし、夏休みの自由研究にも良さそうですよね。

卵から育てたコオロギが秋に鳴くようになれば、感慨深い事間違いなしですよ。

 

その他の鳴く虫

その他の鳴く虫については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。